僕らが本屋の未来を変えるまで

リトルスタッフ開発や日々の取り組みについての記録

2017-09-01から1ヶ月間の記事一覧

本屋向け有料会員における類似サービスとの比較

本屋向け有料会員プラットフォームを作る上で、類似サービスとの立ち位置の違いを考えます。 類似サービスとして上げるのは次の4つです。 オンラインサロン メルマガ ファンサイト作成サービス Instagram 初期機能では「店内写真が見える」ことがリターンな…

本屋の有料会員プラットフォームがない理由

昨日の続きです。今日はWebサービス側の話です。 投げ銭だろうと有料会員だろうと、このビジネスモデルが成功すれば本屋業界は大きく変わります。 チェーン店や個性のない個人書店は変わらないでしょうが、属人性また個人色が強い書店は生き残る確立が高くな…

本屋が有料会員モデルをやらない理由の仮説

有料会員モデルは有効だと思うのですが、有効ならどうして浸透していないのかが気になります。 そのことについて考えを整理します。 前例 前例が全くない訳ではありません。 例えば今は閉店してしまったくすみ書房は「くすくす」という会員制度をやっていま…

本屋さんから会員に何を提供するかのアイデア出し

今日は本屋経営もしている出版関係の人に時間を作って頂いて、ブレスト兼ねてゆるく相談してきました。 その中の有料会員へのリターンを何にすべきか、というテーマについてまとめます。 本屋さんの手間はなるべくない方がいい 日記なり書籍紹介なり何かしら…

本屋ファンサイトの機能を考えている

答えはまだない。 書くことで客観的に見直したりも出来るので現状の考えを公開します。 MVP(必要最小限の機能)として検証したい仮説 本屋にはお金を出してくれるファンがいる ファンは、その本屋が発信する情報に興味がある メインの仮説は1.ですが、それだ…

本屋側の登録フローの仕様

LittleStaffに参加して頂く本屋の登録フローについて簡単にまとめます。 前にも少し書きましたが、本人確認含めてもう少し細かくしています。 参考: 本屋に課金する場合のユーザーフローを想定する - 本屋編 登録フロー 登録フォームに入力する情報 本人確認…

今のサービス案で関係する法律の質疑応答

先日、法律事務所に相談してきました。 その時の内容を簡単にですがまとめています。 なお、これらは記録をもとにした僕の解釈であり、尚且つ事後に僕が調べ直した記述も含まれています。 もし事実と異なっていても僕の解釈間違いの可能性がありますのでご了…

営業停止した本屋の対応をどうするか

リリースしてしばらくは必要ないですが、本屋の登録数を増やす中で必要になります。 今のうちに考えておいた方がいいと思ったけど、まずは手作業で運用してみないと見えてこないからアイデアだけ。 問題 「営業停止した本屋の口座が開いたままになっている」…

LittleStaffの名前の由来

投げ銭だろうとファンクラブだろうと、LittleStaffというサービス名は恐らく変わりません。 「小さなスタッフ」という意味ですが、「何のスタッフ」かということには大きく3つあります。 大きな意味は1つ目ですが、2と3の観点も忘れないように心に秘めていま…

やることを宣言しておくのは大事

今日はほとんど外出と予定なので進捗寄りの日記のみです。 日記 午前中はファンクラブのサービスモデルについて主に以下の2点を考えたり調べていた。 1: 競合優位は何か 現状は他に類似サービスがないので、先行利益がある。 では自分がリリースする前に同様…

ファンクラブもしくはアイテム課金は目的に沿っているか

昨日の記事でファンクラブかアイテム課金で検討中と書きました。 これらの手段が、本来の目的である課題やミッションから外れていないか確認します。 手段を変えた結果、目的から外れていては意味がありませんし長期的に続けていく上での軸がぶれます。 [再…

ファンクラブかアイテム課金か検討中

昨日の記事でリターンなしのWeb投げ銭は無理と書きました。 仕様をどうしようか検討中です。 決済代行サービスなら資金移動業に該当しない? 決済代行としてなら資金移動業に該当しないという記事を読みました。 エスクローサービスに関して知っておくべき法…

今の僕では寄付型の本屋投げ銭は無理だった

今の僕では法律的に不可能だったので、「寄付型(リターンなし)の投げ銭」モデルは辞めることにしました。 資金移動業に該当する 資金移動業とは 資金移動業を営むには、「資金決済に関する法律(以下、法という)」に基づき、事前に内閣総理大臣の登録を受け…

Webフレームワークの選定

今回は具体的な開発の話です。 開発者が後から参加した時に、「何でxxを使っているのか?」という素朴な疑問は浮かびやすいので残しておきます。 MVP(必要最小限の機能) 検索およびページング ユーザー認証 Twitter/Facebook メール認証 管理画面(本屋) id/p…

LittleStaffが失敗するケースについて考える

LitteStaffを展開していく中で失敗するケースを想像して備えようとしています。 まだまだあるでしょうが、とりあえず思いついたところを書いてみます。 本屋が登録してくれない そもそも認知されていない 投げ銭してもらうことに抵抗がある LittleStaff運営(…

LittleStaffのMVP(必要最小限の機能)

MVP(必要最小限の機能)として最初のリリースで実装する機能要件をまとめました。 会員登録 ユーザーはTwitterのIDで会員登録できるが、しなくても構わない ユーザーはFacebookのIDで会員登録できるが、しなくても構わない ユーザーはメール認証にて会員登録…

本屋3.0において再販制度と委託販売は必要

再販制度と委託販売は出版不況の根源だと目にすることが多いです。 でも、僕が目指す本屋の未来においてはこれらの制度が必要だと考えています。 本屋3.0とは 僕が勝手に呼んでいる言葉。 本屋が好きだから、本屋の未来を変える そしてこれからは、お客さん…

本屋に課金する場合のユーザーフローを想定する - 本屋編

ユーザーフローを想定することでMVP(必要最低限の機能)の参考にします。 以下LittleStaffをLSと略しています。 顧客編 LSに登録申請 本屋側の登録をどうやってやるかは未定なので仮のフロー。 審査NGとなるケースは特に洗い出していませんが、例えば本屋と呼…

本屋に課金する場合のユーザーフローを想定する - 顧客編

ユーザーフローを想定することでMVPの参考にします。 以下LittleStaffをLSと略しています。 LSを知らない人がLSを認知するまで サービスの認知について。 「良いお店だ」と感じた時に「投げ銭できるよ」という広告を打ちたいので、オンラインマーケティング…

本屋投げ銭サービスの問題点について考える

LittleStaffのMVP(必要最低限機能)について考えています。 「しっかり店作りをしている本屋に対価が支払われること」をクリアし、本屋3.0を実現するには何が必要か。 このブログの目的は「過程を残す」ことにあるので、答えをまだ出していない頭の中も書いて…

本屋投げ銭サービスの顧客と市場予測

本屋投げ銭サービスLittleStaffが対象とするターゲット層についての設計です。 言い換えると、このサービスは「誰の」「どんな課題」を解決するのか。 誰の そのままですが、「本屋に投げ銭をしたい人」が対象です。 この言葉だけで「ああ、分かる」と感じる…

本屋が好きだから、本屋の未来を変える

本屋について語る時に「出版不況」から入るのは見飽きました。 はじめまして、かんの( @kanno_kanno )です。 気に入った本屋に投げ銭できるLittleStaffというサービスをこれから作ります。 このブログでは企画、開発含めサービスに関わることを記録していき…