僕らが本屋の未来を変えるまで

お客さんと本屋さんが繋がる"本屋3.0"を実現するまでの記録

リトルスタッフ開発者の自己紹介

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はじめまして。リトルスタッフ開発者の管野(かんの)です。
記事ヘッダーにあるように、本屋専用のクラウドファンディングサービスを作っています。明日リリースです。
※2018/2/18 追記: 当時は本屋用のクラウドファンディングを目指していましたが、現在は投げ銭サービスに変わっています

リトルスタッフは資金繰り、企画設計、営業、開発、運用すべて僕1人でやっています。
(規約系・契約書とロゴは外注しました)
これから本屋および読者にリトルスタッフを使って頂く上で、作っている人の素性が見えないのは不安だと思います。

なのでサービスに関係ありそうな範囲で自己紹介を載せておきます。
長くなるので、「リトルスタッフに興味はあるけど中の人に対する不安」を感じた時に見てもらう用と捉えています。

現役のプログラマー

僕はフリーランスプログラマーです。
技術系のブログをずっと続けています。最近は全然更新していませんが。
ぼっち勉強会

約9年の社会人経験があり、そのうちの8年ぐらいは会社員でした。

フリーランスになったのは次に就職する会社の基準が自分の中で決まっていなかったので、色々経験するためでした。
本・本屋は好きでしたが、この時は別に出版業界をどうこうしようとは一切考えていませんでした。

出版業界を変えると決意

フリーランスになって3ヶ月後の2016年9月、とあるチェーン系列の本屋へ行きました。
そこで本屋の売り方、店のあり方に対して、1人の客としてすごい不満を覚えました。
本屋が潰れるのは本屋の怠慢のせいじゃないのか。
自業自得なのにAmazonやらスマホやら不況やらのせいにしているのではないか。
そう思うとすごく腹が立ちました。言い方を変えれば、すごく悔しかった。

その時、不満があるなら自分で変えればいい、と思いつきました。
会社員の時はそういう発想になりませんでしたが、フリーランスという自由を得たことで選択肢に気付きました。

ということで具体案も方向性も何もないまま、でも「出版不況を俺が変える」と決意しました。
ちなみに僕は客の立場として大型書店に良く行っていただけで、一切業界のことは知らなかったし、面白い個人書店があることを当時は1店舗も知りませんでした。

2016.09.30 - さわや書店フェザン店にアプローチ

早速「本の本」「本屋の本」を買って読む中で、この本に出会いました。

まちの本屋

まちの本屋

同志を見つけたような感覚になり、僕はすぐにアポを取ろうとしました。
でもお店のメールアドレスが見当たらなかったので、Twitterで接触してみます。

そして快く了承を頂きました。

それからDMにてアポを取り付け、盛岡に行ってお会いしてきました。
ちなみに無礼ですが、話す内容をほとんど考えていませんでした。
というより、会いたいと強く思ったものの、何を話したらいいか全然分かりませんでした。

なので「軽く話して終わりかな?」ぐらいの感覚でしたが、田口さんが業務終わりにそのまま飲みに連れていってくれました。
しかも、その時は「文庫X」が流行り始めていて、仕掛け人である長江さんを田口さんが呼んでくれて同席。
知識もなければ具体案もない僕の突然の押しかけに対して、こんなに暖かく迎えてくれるのかと驚きました。

2016.10.21 - トランスビューにアプローチ

盛岡から戻ってきて業界のことを調べ、何をするかアイデアをひねる日々。
今度はトランスビューの存在を知りました。

業界を変えるには少なからず業界を知る必要がある。業界を知るには現場を体験するのが早い。
トランスビューはアルバイトの募集をしていませんでしたが、僕は「無給でいいから雇ってくれ」とメールを出しました。

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トランスビュー工藤さんからのお返事は要約すると以下のものでした。
「アルバイトはさておき、とりあえず明日、封入作業があるから来れるならおいで」
もちろん翌日行き、ご挨拶兼ねて作業をしてきました。

結局アルバイトの話は流れて実現しませんでしたが、その後も何回か工藤さんとやりとりするようになります。
都合上ちゃんと貢献は出来ませんでしたが、版元ドットコムの打ち合わせにも何回か顔を出すことが出来ました。

2016.11.01〜2017.03.31 - 本屋EDIT TOKYOでアルバイト

上記トランスビューにメールを出したのと同じころ、一つの求人が目に入ってきました。
本屋EDIT TOKYOスタッフ募集のお知らせ

昔から感じますが、僕は常に運が良い。このタイミングで本屋の求人が見つかるとは。しかも期間限定とは都合がいい。
この頃にはB&Bのことを知っていて、その系列というのも良い。もう応募するしかないとすぐにメールを出しました。
書店やイベント運営経験はおろか、アルバイト経験は松屋しかありませんでしたが受かるだろうと思いました。

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10月25日に返事が来ました。落ちました。

でもその数日後、11月直前だったと思いますが電話が来ました。
「お断りしたあとで大変申し訳ないのだけど、人員に穴が出たので入ってもらえないか。出来れば11月1日から」というものでした。

僕は常に運が良い。

こうして11/1から3/31閉店までの5ヶ月を、EDIT TOKYOで働くことが出来ました。
店長の次ぐらいにはシフトに入り、通常業務もイベント運営もこなしました。
ここでの書店経験や店長からの教えが、リトルスタッフを考える上での貴重な下地になっています。

また、ここで内沼さんや先日書いたHABの松井さんと知り合うことが出来ました。

2017.04.01 - 06.30 バリューブックス

EDIT TOKYOが終わったあとの4月からは自分のサービスを作るつもりでした。
何を作るかは全然決まっていませんでしたが、とにかく作り始めたかった。
業界知識は少しずつ増えてきて知り合いも増えたけど、個人として目に見えるアウトプットがないことに焦っていました。

そんな3月上旬に内沼さんから打診があり、バリューブックスの方々と都内でお会いしました。
そこでプログラマーとしての案件のお話を聞き、結果として4月から6月までの間という条件でお手伝いすることにしました。

住居をバリューブックスが用意して頂けるということで、僕は3ヶ月間、長野の上田に住んで開発していました。
そのおかげで地方の本屋がどういう状況かというのを身をもって知ることが出来ました。これはすごい貴重です。
さらに地方にいると読書が遠のく経験もしました。
都内と違い基本的に車移動なので、本を読むタイミングが全然ありません。「移動中に読む」という機会がほとんどない。

2017.07.01 - 09.08 くすぶる

東京に戻ってきて今度こそ自分の開発に集中する環境を作りました。
新しい仕事は一切入れず貯金だけで過ごす日々。

これまでにアイデアの小ネタは常に書きとめていたんですが、実際にやってみようとするとイマイチなものが大半でした。
また、いくつかのアイデアはもう少し企画を詰めたり試作品を作り始めましたが、「これはダメだ」という部分があって断念。

何度もアイデアを書き直す中で、バチンと出会うアイデアがありました。
イデアというよりは、ミッションに近いかもしれません。

それが「良いと思った本屋に、本を買う以外で対価を払うシステム」を作ることであり、リトルスタッフです。

2017.09.09 リトルスタッフ始動

本屋が好きだから、本屋の未来を変える - 僕らが本屋の未来を変えるまで

ブログを公開する時のことを今でも覚えています。
開発過程をブログに残すメリットは何個もあるんですが、それ以上に宣言するのが怖かった。

まだ細かい機能要件すら出していないので何とも言えないですが、年内には絶対に出す。

出来るかどうか分からないのに「やる」と宣言するのは不安でした。
かといって、うやむやにして逃げては意味がない。
記事を書いている段階から手が震えていて、書き終えても震えが止まらず、公開するかどうか悩みました。
こっそり知人だけに口頭で宣言しているのと、(誰も見ていなくても)ネット上でオープンに宣言することは、僕の中では別次元でした。

でも本気なら乗り越えないといけない。
出版業界を変えると決意してから、「出来ない理由はない。やらない理由があるだけだ」をモットーにしています。
ブログで宣言することのメリットはたくさんある。デメリットは何もない。ただ怖いだけ。

ここで逃げたら、たぶんもう、挑戦できない。
何とか一歩を踏み出して明日、ようやくスタートラインに立てます。

まだ細かい機能要件すら出していないので何とも言えないですが、年内には絶対に出す。

完全版には程遠いですが、「年内に出す」という自分との約束を守れそうです。

出版業界を変える施策の一つとして、本屋業界を変えるための僕の答え。
リトルスタッフを明日リリースします。

サイトは既に公開されているので、リリースといっても現時点ではアカウント作成程度の違いしかありません。
それでもアカウント作成を開放する、ユーザーを募るということが、僕の中の覚悟を更新します。

本屋専用のクラウドファンディング - リトルスタッフ
※2018/2/18 追記: 当時は本屋用のクラウドファンディングを目指していましたが、現在は投げ銭サービスに変わっています

僕の活動に共感してくれて、参加して頂ける本屋さんの申請をお待ちしています。
【書店様向け】リトルスタッフの登録申請

もちろんリリースしたら、こちらからも書店巡りをたくさんします。
もしこの記事を見ている書店員さんがいましたら、僕がお店に伺った時はよろしくお願いします。

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こっちも、ご興味ある方をお待ちしています。
トークイベントで質疑応答に使うための匿名チャットサービスを作りました - 僕らが本屋の未来を変えるまで

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