僕らが本屋の未来を変えるまで

リトルスタッフ開発や日々の取り組みについての記録

あなたはどのタイプ?読書家の4タイプ

アフィリエイト目的のブログみたいなタイトルにしてみた。

本屋専用ファンクラブ | LittleStaff

LittleStaffは本屋専用のファンクラブプラットフォームであり、もちろんユーザーは読書家です。
ただし一口に「読書家」といっても色々なタイプがあります。

タイプA

読んだ本、読みたい本の写真をSNSに良くアップする人。
自撮りやコーヒーと一緒に本を写す。
写真をアップすることで自分をアピールし、このSNS時代あわよくば著者に反応してもらいたいという期待を含めて読書を楽しんでいる。

タレント本や簡単に読めちゃうビジネス本を好む層に多い。
学生から新社会人ぐらいまでに多く、職種はブロガーや自営業に良く見られる。人と集まって騒ぐのが大好きな人達。
簡単に読める本を好むので「意外と読書面白いじゃん」となる可能性を秘めているが、彼らが求めているのは本を通したコミュニケーションなので決して難しい本には手を出さない。

このタイプのユーザーはSNSを駆使するだけに拡散力、巻き込み力が強く、ネット上で簡単に反応が分かるのでビジネス的にも狙いやすい。
幻冬舎はこのタイプを味方に付けるのが特に上手。

タイプB

いかに良い本か、についてまるでプロのライターのようなコメントを残そうとする人達。
「良かった!なんか、うん、面白かった!」では許されない。
時にはレトリックを使い、時には難しい単語を使い、時にはシンプルだけどダイレクトに伝わる言葉を使い、それぞれの個性でもってレビューを載せる。
SNSから個人ブログまで幅広く存在するが、Amazonで簡単に観測できる。
頭が良さそうに見えるので、読書に抵抗ある人からすると「やっぱ読書って難しい」となって余計遠ざける要因になりかねない。

小さい頃から本に触れているガチ読書家に多い。
彼らは別にカッコつけているわけではなく、本の読み過ぎでそういう表現が当たり前になっているだけで、あくまで自然体なのだ。

タイプC

面白くてもつまらなくても何も言わない。
本の面白さなんて人によって違うので押し付けるものではない。
話の流れで本の話をすることはあっても、自分から話し出すことはない。

ネット上に読書家としての姿を全く見せない人達。

タイプD

有益だった内容を整理してブログ等、少し長めの文章で投稿する人達。
彼らは共有よりも自分の理解、整理のために文章を書く。

そうやって投稿した内容が他の人の役に立つと嬉しくなるが、それは自分への賞賛として受け止め、良書だと思えど本に対して深い愛着はない。
ITエンジニアのような技術職に多い。「のような」と書いたけど実はエンジニアしか観測していないので知らない。

一言

それぞれのカテゴリに面白い名前を付けたかったけど特に浮かばなかった。
たぶん、もう少しタイプある気がしています。

もし読書系のサービスを作るなら、「読書家」をターゲットに捉えるのではなく、「どういう属性の読書家」を対象にするかまで落とし込まないと刺さらないと思う。
例えばインスタ映えするような本を中心にするとタイプAには届いても、そういう本は大概「浅い」のでタイプBには刺さらない。
逆もしかり。どんなによく出来た本でも、視覚的に分かりやすく「面白そう」という興味を持てなければタイプAには刺さらない。

例えば読書SNSを作るとしても、ごっそり「読書家」を対象にしちゃうと色々な本や感想が混じってしまい、ユーザーは「自分のためのサービス」だと感じられず定着しない。
最終的に全てを対象にするのはいいとしても、まずはどういう読書家をターゲットにするかを絞らないといけない。
タイプAを対象にするならUIとか視覚的効果は絶対条件だし、タイプBなら高い次元の自己表現が連鎖する仕組みが必要だし、タイプDなら有益なコンテンツさえあればそれでいい。
そしてタイプCはそもそもそういうサービスを使わない。自分と他人をキッチリ切り離しているから。

みたいなことを思ったり思わなかったり。

日記

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鋭意TODO消化中。今日、明日で何とか...。

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http://little-staff.hatenablog.com/entry/2017/10/16/184104

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