LittleStaffに本屋が集まることの有効活用を考える(未解決)
LittleStaffは本屋限定のファンクラブです。
月額課金によるクラウドファンディングという方がイメージしやすいかもしれません。
(ただクラウドファンディングに対して後ろ向きなイメージな人もいるようなので微妙ですが)
現状ではそこまで特別な機能はないので、わざわざLittleStaffを使わなくても本屋さんが自分で同じことを実現できます。
実際にやっている本屋さんもいくつかあります。
実例
- 森岡書店がやっている月額課金の森岡書店 総合硏究所。
- 双子のライオン堂は色々取り組まれていますが、例えば【配本サービス】『本棚からの便り』スタンダードプラン(1年間) | 双子のライオン堂 書店
リーディン・ライティンはレンタル棚を始めたとのこと。
レンタル棚、始めました。1カ月3000円。販売手数料はいただきません。お問い合わせ、お申し込みはinfo@readinwritin.net pic.twitter.com/KrZRBwRdLt
— Readin'Writin'(落合博) (@ochimira) November 1, 2017モンターグ・ブックセラーズは選書配本やnoteによるレビューを開始。
モンターグ・ブッククラブという取り組みをスタートさせます。こちらで選んだ海外文学作品を月に一度お届けします。大量の海外文学作品の中から何を選んでいいのか迷うという方はぜひご利用ください。未知との作品との出会いが生まれるはずです。https://t.co/qyUadKKePb
— Montag booksellers (@InfoMontag) 2017年11月1日モンターグ・ブックセラーズではnoteを利用した本のレビューを開始しました。
— Montag booksellers (@InfoMontag) 2017年11月1日
不定期更新になりますが、良かったら読んでみてください。複数人の書き手によるレビューになります。いろんな方が関わってくれるようになればいいなと思います!https://t.co/GurQGNX9Hr
LittleStaffを使うメリット
僕は最終的にこういう「自分たちでやっている」本屋さんもLittleStaffに乗り換えて欲しいと思っています。
ただそのためには本屋さんにとって「乗り換える理由」が必要です。
自分たちでやった方がたぶん利益もいいし、今のところ手間も少ないはずです。
例えば選書配本をLittleStaffでやろうとすると、以下の手順が必要になります。他にもやり方はあるので一例です。
- [本屋] BASE等のネットショップを非公開(パスワード制限)で作成する
- 「配本」を商品で作るが、値段は最低値(50円とか)にしておく
- 実際のお金はLittleStaffで課金してもらっているので
- ネットショップはあくまで配本用のサービスとして使う
- 「配本」を商品で作るが、値段は最低値(50円とか)にしておく
- [本屋] 作成したネットショップのURLとパスワードを会員にメールで送信
- [会員] ネットショップに遷移して商品(配本)を購入
もっと簡単に済ませるなら「Googleフォームを用意して配送先を入力してもらう」とかの手段もあります。
ただこれだと入力ミスを防ぐのが難しくなりますが。
要は多くのリターンにおいて、自分たちでやる場合と比べると「非公開で外部サービスを用意する」とか「一旦LittleStaff会員にメールを送る」手間が発生します。
自分たちで完結している本屋からするとこれはコストであり不便です。
よって、「それでもLittleStaffを使う理由」を作らないといけない。それがサービスの差別化にも繋がる。
ちなみにユーザー(お客さん)からすると、本屋はLittleStaffに集約している方が助かります。
アカウント1つで済むし、情報が1つに集約されていますので。
とはいえ外部サービスを使っているリターンだと、それ用のアカウントも作らないといけない場合もあるので、やはり手間はある。
配送ぐらいは将来的にLittleStaffに持たせるべきか。書いていてそんな気がしてきた。
CAMPFIREみたいに任意で配送先登録できるようにしようかな。
例えば: 本屋同士のコミュニティ
LittleStaffに本屋が集まることを有効活用して、本屋同士の掲示板みたいな機能を設ける。
これは頂いたアイデアで素晴らしいなと思うのですが、他の人から「上手く機能しない可能性がある」という意見を頂いたりもしています。
ただ「他の本屋がどうやっているか参考にしたい」というニーズは数人から聞くし、絶対にあると思っているので、「上手く機能する」ような仕組みを考えて実現したい。
例えば: その本屋に集まるユーザー同士のコミュニティ
例えばネットショップとかを利用すると、「その本屋が好きなお客さん同士」のコミュニティは形成されません。
ECなので当たり前ですが、あくまで本屋 -> お客さんの一方通行です。
LittleStaffはせっかくその本屋さんのファンが(データ的に)集まっているので、それを活用してコミュニティを作るのはありかもしれません。
それいい!要は交換とかですよねー
— 双子のライオン堂(書肆侃侃房ブックフェア (@lionbookstore) November 1, 2017
このツイートはLittleStaffとは全然関係ない話題のものですが、例えばこういう交換会を企画したい時にサポートできるものがLittleStaffにあるといいかもしれない。
日記
昨日会った友人に「デモ画面のリンクを先頭に貼ればいいのに」とアドバイスをもらったので冒頭に置いてみた。
ところで本屋「専用」がいいのか本屋「限定」がいいのかフラフラしている。今のところ「専用」にしている。
どっちにしても「(一般ユーザーではなく)本屋が課金して参加するファンクラブ」みたいな響きに聞こえるんだよなあ。
残り作業量。タスクを消化しつつも「後回し」(現在51個)が増えていく。
宣伝
LittleStaffに協力してくださる本屋さんを募集しています。
http://little-staff.hatenablog.com/entry/2017/10/16/184104
このブログの更新情報は以下でも確認出来ます。