有料会員リターンの仕様を決めた
昨晩、課金のリターンにおける仕様を決めました。
結論: クラウドファンディング形式。本屋からのリターンのみ
LittleStaff自体の機能としては、有料会員で解放されるようなものはありません。
課金の金額とリターンは全て本屋さんごとに決めてもらいます。
(金額とリターンのパターンは複数設定可)
課金周りについてLittleStaffとしては「本屋さんから会員にメールを送れる」機能だけを提供します。
メールさえ送れれば、あとは既存サービスとの組み合わせで対応できると判断しました。
リターン例1: 日記
- 案1: メールで会員に送るだけ
- 案2: パスワード付きブログを作成し、会員にパスワードを送る
- コンテンツはブログにアップして、更新通知をメールで送る。
- こっちは画像やamazonリンクもインライン表示出来るので可読性が高い
「日記」の例ですが、テキスト形式のリターンはどれも同じ対応が可能です。
店主オススメの1冊を紹介するとか。
リターン例2: イベントレポート
上記の案2と同じくブログを使う。
テキストおよび画像ならこれで足りる。
ブログによっては記事単位でパスワード制限をかけられるので、1つのブログで通常の記事と限定公開記事を制御してもいい。
もし動画を貼りたい場合はVimeoを使えばパスワード付きで動画投稿できる。
リターン例3: グッズ販売
- パスワード付きBASEショップを作成し、会員にパスワードを送る
- ユーザーはBASEで対象商品を買う
商品紹介や配送や決済をBASEに全て任せる。
もちろんBASEじゃなくて他のネットショップでも良い。
具体的なグッズだけではなく、参加券とか無形のものも売れる。
(BASEではオンラインサロンの参加券が売られていたりもするのでセーフなはず)
リターン例4: ブックカバーとか物品の配送
グッズ販売と同じくBASE(もしくは他のネットショップ)を使う。
BASEは最低金額50円なので無料配送とはいかないが、50円なら許容範囲ではないか。
リターン例5: コーヒーとかのクーポン
BASEを使ってもいいし、単純に「本屋からのメールを提示すればOK」という形でも良い。
補足
まず、これは実際にいくつかの店舗で実例を見せないと、ほとんどの本屋さんはやり方がイメージ付かないと思います。
上記の仕様だけを見れば別にLittleStaffを使わなくても月額課金まわり含めて今すぐ実現可能なので、イメージが付き、利益も出る確信がある人ならすでにやっているはずです。
最初のうちは僕が協力してくれる本屋さんと一緒に進めるつもりなので、(本屋さんが希望するならば)一緒に試していける。
そこで「こういうやり方がある」というのを見せて、実績(利益)も残せれば、本屋業界は横の繋がりが結構あるから何とかなりそう。なってほしい。
次に、隠す意味がないくらい明らかですが、この仕組みは簡単にズルが出来ます。
例えばパスワード付きブログの場合に、誰か1人が会員になって他の人にパスワードを教えても、それを検知する方法はありません。
でも僕は気にしなくていいんじゃないかと思っています。
本屋が好きで応援したい。その目的で課金している人が、わざわざ本屋にとって不利益になることをするとは思えません。
自分が好きな本屋を紹介したくてこっそりパスワードを教えるかもしれませんが、それは別に構わないと思うんです。
そこでその友人が新しくファンになってくれればきっと改めて課金するし、ファンにならなければコンテンツも見なくなります。
本屋が好きなわけじゃなくて、イベントレポートとか単なるリターン目的の人がズルをしたとしても、本屋に直接的な損害が発生するわけではありません。
ただし例外として、限定販売の時だけは気をつけないといけません。
ズルした人のせいで本来の会員が買えないのは許されない。
この課金仕様に決めた理由
最初はLittleStaff側の機能解放で対応しようと思っていました。
本屋側の手間を減らすために、最低金額のプラン(500円)では本屋が考える必要を無くすためです。
また「1000円以上のプランでは限定公開の投稿が見える」というアイデアが先にあったので、じゃあ500円は?という思考の流れでちょっと頭が固くなっていた。
そんな中、この2日間で本屋関係の人と話しました。
みなさんLittleStaffについて、本屋が出せる課金リターンについて具体的なアイデアを出してくれました。
それを受けて、もっと本屋側に委ねていいのではないかという気になりました。
むしろあれこれ考えてくれる本屋さんの力を最大限(でも最小限の開発コストで)引き出したい。
その方がサービスとしても可能性が広がる。
ということで、普通のクラウドファンディング形式となりました。
開発面でDBや画面に修正が入るけど、これはやった方がいい。
いい大人が、閉店後のお店で、水を飲みながら、本屋の未来を語っている。 pic.twitter.com/oEEwlRZSx2
— 双子のライオン堂(書肆侃侃房フェア! (@lionbookstore) October 25, 2017
残る課題
「本屋からユーザーにメールを送れればいい」のだけど、これどうするのがいいんだろう。
定番のやり方があると思うんだけど分からぬ。
CAMPFIREとかどうやっているのか知りたいけど、実際にプロジェクト作らないと分からない。
日記
スランプから脱出したかもしれない。昨晩のアポのあと帰宅せずに作業したのが良かった。
コワーキングスペースに戻ってから作業を始めるまでに1時間ぐらいかかったけど、取り掛かったら調子を取り戻していくのを感じた。
ただ問題は次に寝て起きたあと。いつも寝て起きるとリセットされてしまう。このあと数日大丈夫そうなら完全復活。
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サービスに協力してくださる本屋さんを募集しています。
http://little-staff.hatenablog.com/entry/2017/10/16/184104
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開発中Webサービスの画面モックを公開していますが、最新版ではコメント機能はなかったりするので仕様が古いです。