課金の具体的なリターンについて頭を悩ます
LittleStaffの「本屋の有料会員になると使える機能」について決めないといけません。
決めないと単純に開発が止まるということもありますが、利用規約にも載せるためです。
一応、仮の案としては以下の2つ、もしくはどちらかで考えていました。
- ブックマーク数の上限が無制限になる
- 無料だと5件までだが、会員になった本屋は無制限になる
- 前日以前の投稿も見える
- 無料だと当日のみだが、会員になった本屋は前日以降も見える
ただどうにもイマイチ違うという思いが強い。
大前提
無料ユーザーでも十分楽しめるようにしたい。
有料会員にならないとコンテンツ1つ見れないようなのは、少なくとも初期段階では避けたい。
前向きな課金と後ろ向きな課金
SHOWROOM代表の前田さんが書いた本の中で、「前向きな課金」と「後ろ向きな課金」という言葉が出てきます。
- 作者: 前田裕二
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2017/06/30
- メディア: 単行本
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前向きな課金とは課金の判断をユーザーに委ねるものです。いわゆる投げ銭が該当します。
投げ銭(課金)しなくてもコンテンツを楽しむことは出来るけど、ユーザーは自発的に課金します。
一方で後ろ向きな課金は広告解除とか機能制限解除とか、「仕方なく」課金するものです。
本の中では今の時代に沿っているのは前向きな課金と書かれていて、ファンビジネスにおいては僕も同感です。
EvernoteやDropboxみたいなビジネスツールはいわゆる後ろ向きな課金で問題ないと思います。
またNewsPicksのように課金することで情報(=他人への優位性)を得るビジネスモデルも後ろ向きな課金でいいと思います。
そこに「人」を感じることはなく、あくまでツールやモノを買う感覚だからです。
しかしLittleStaffが目指すのは本屋とユーザーを繋ぐファンビジネスです。
冒頭で書いたアイデアは後ろ向きな課金であり、これではファンビジネスとしての成長を見込めないと感じています。
仕方なく課金するのではなく主体的に課金することで、「応援している感」、「参加している感」が強くなります。
課金の動機をサービス制限に持ってきてしまうと、課金と本屋への応援が切り離されてしまいます。
じゃあどうするか
分からぬ。
前言撤回してコメント機能を付けるのは安直に浮かびますが、コメントでは成功するイメージが沸かない。
とはいえコミュニケーションを発生させるにはテキスト(チャットなりコメントなり)は必須か。
画像投稿を軸に考えることに無理があるのか?という疑問も浮かんだり。
将来的にやるつもりだった「限定公開(500円の会員のみ見れる、1000円の会員のみ見れるとか)」を初期リリースから出すか。
ただ限定公開もちょっと後ろ向きな課金なんだよなあ。機能の一つとしてあっていいけど、それが課金のメインにするのはうーん。
とかとか。
考え中で光も見えていませんが今週の日曜まで考えます。
そこで浮かばなくても仮決めでとりあえず進む。
日記
昨日は体調を崩したので早々と寝た。
明日から月曜まで4日間は予定を入れていないので開発に集中する。
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http://little-staff.hatenablog.com/entry/2017/10/16/184104
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開発中Webサービスの画面モックを公開していますが、最新版ではコメント機能はなかったりするので仕様が古いです。