リトルスタッフでは面白い本屋に出会えない
リトルスタッフかんのです。
サービスに関する大事なコンセプトの話です。
リトルスタッフは本屋を探すサービスではない
リリース当初から良く頂くご意見があります。
- 本屋の情報をもっと載せてくれないと、どんな本屋か分からない
- クラウドファンディングみたいに『支援金の使い道』や『意気込み』を書いてくれないと応援しにくい
- どんな投稿をしているのか分からないから、その本屋が面白いか(自分に合うか)分からない
どれもごもっともです。そういう意味ではメチャクチャ分かりづらい、使いにくいサービスに仕上がっています。
ですが、これらはリトルスタッフのコンセプトに反するので、意図的に「それが出来ない」ようにしています。
リトルスタッフは「面白い本屋に出会うためのサービス」ではなくて、「好きな本屋を応援するためのサービス」です。
リトルスタッフが描いている流れ
「面白い本屋に出会うためのサービス」だと、読者(本屋のお客さん)は以下のような流れになります。
- リトルスタッフを見て面白そうな本屋を知る
- しばらく使ってみて「この本屋いいぞ」と思ったので、実店舗に行く
この場合、課金は「本屋を知る」ために払っていることになります。
求められるのは情報の量と質です。情報とはサービスのモノ(UIとか)もあれば、本屋さんのモノ(投稿内容や頻度)もあります。
リトルスタッフはそうではありません。
- その本屋さんに行ったことがある
- またはネットや雑誌で知って好きになっている
- 本屋を応援するためにリトルスタッフを使う
これが描いている流れです。応援する理由は様々です。
遠方や時間の都合上あまり行けないからとか、良く行くうえで更に応援したいからとか。お店には興味薄いけど店主さんを応援したいからとか。
順序が逆なんです。リトルスタッフを使う時点で既に「その本屋を知っている(好き)」という状態を前提にしています。
なので、本屋の情報はサービス上に載せる必要がありません。
「ないよりはあった方が良くない?」と思われるかもしれませんが、そうすると本屋さんの入力作業が必要になります。
リトルスタッフは本屋さんの作業負担を極力増やさないようにしているので、必須な作業以外は作らないようにしています。
この場合の課金は「本屋を応援する」ために払っています。
「本屋を知る」ためのサービスや書籍、企画は既にたくさんあります。でも本屋を経営面から応援するサービスは、僕はリトルスタッフ以外に知りません。
選書の閲覧や取り置きが"売り"ではない
リトルスタッフでは応援した本屋の投稿(選書)閲覧や、それに対する取り置きが可能です。
これらもリトルスタッフの大事な要素です。
なぜならこの仕様がなかったら、noteで有料ページを販売したり、EC上で売ったりするのと変わらないからです。
あくまで最終的には来店へと誘導する設計になっていることが、リトルスタッフの存在価値の一つです。
でも、それがメインの"売り"ではありません。メインはあくまで応援です。
そして応援したくなるのは、本屋さんの普段の活動ありきです。
本屋さんはリトルスタッフに期待してはいけない
これは今の参加書店さんがどうこうということではなく、参加を検討されている本屋さんに向けた注意書きですが、「リトルスタッフに参加したら勝手にお金が入ってくるかも」という期待は確実に裏切られます。
繰り返し述べてきたように、リトルスタッフはあくまで日々の店舗活動が基盤にあります。
(無店舗やネット書店も同様に普段の活動が基盤になる)
そこで生まれたファンと本屋さん。両方の点を繋ぐためのサービスです。点を作るサービスではないし、点がない状態では線を引けません。
このコンセプトはリリース当初からずっと変わらず、今後も変わりません(^o^)
もし参加書店の中に好きな本屋があったら応援して頂けると嬉しいです。最初の31日間は無料です。
リトルスタッフ
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