リトルスタッフで人気を得ている本屋さんの傾向とは
かんのです。
ありがたいことに少しずつリトルスタッフで本屋を購読してくださる読者さんが増えてきました。
もちろん「無料購読したけど有料購読にはならなかった人」もいれば、「有料購読していたけど解約した人」もいらっしゃいます。
最近になって、どういう本屋さんが購読者を増やすことができて、また継続することができるのか傾向が見えてきました。
今回はその辺について簡単にまとめます。
購読者が増えるとき
新しく購読者が増えるときは、だいたいどっちかのパターンです。
- ブログやSNSを通してリトルスタッフの存在を知り、とりあえず気になる本屋さんを購読する
- 参加書店さんのSNSを通してリトルスタッフの存在を知って購読する
- 把握できていないけど、チラシや店頭での会話などのキッカケもあるかもしれない
ようするに、入り口がリトルスタッフか参加書店かという違いです。
購読が続くのは投稿に安心感があるとき
まず大前提として、入り口は参加書店きっかけの方が強いです。
その方が目的や思いが明確だからです。応援したいとか好きという気持ちを太くするのがリトルスタッフで、その気持ちを生み出すサービスではありません。
僕がリトルスタッフの宣伝にあまり力を入れていない理由の一つもここにあって、リトルスタッフ自体の知名度を上げてもあまり効果がないと思っています。あくまで参加書店さんキッカケの購読者を増やさないといけない。
(少し前にチラシを作ったりしたのはそのためです)
なので「サービスを使う前に自店を好きになってもらっている」ことが、購読が続きやすいポイントのひとつ。
もう一つはなるべく投稿を切らさないことです。
これは当初の想定から外れましたが、やはり投稿をしている本屋さんは購読者が増えやすいです。
ただ、頻繁に投稿するとか、めちゃくちゃ文章や画像に力を入れた方がいいかというと、そういうわけではありません。
大事なのは継続性で、どんなに間隔が空いても「投稿してくれる安心感」を与えるのが大事です。
頻度は週に1回あるぐらいが(本屋さんの手間的にも)ベストなんじゃないかなと思っています。そうじゃなくても「xxの時は投稿する」とかルールが明確だと最高ですね。
その本屋さんを応援したくて購読するので、ほとんどの読者さんは「本屋さんの負担になって欲しくない」と感じています。
かといって投稿があまりにもなかったり不規則だと、やはり人の心理として不安になります。
私の購読(応援)は届いているのかな。意味があるのかな。と。
ちゃんと届いていますよという返事として、週1回程度の投稿があると読者は安心します。
画像も3~5枚入っていると嬉しいですね。
奇抜なこととか、お得な情報とかは必要ありません。
どんな形であれ「ああ、この本屋さんっぽいな」と思えると読者は楽しいものです。その「ぽさ」に惚れ込んで購読しているわけですから。
奇抜さやお得感は、それ自体が「この本屋さんっぽい」という場合に有効だと思いますが、そうじゃないなら本屋さんにとって負担だし、読者も別に望んでいないので上手くいかないと思います。
購読者が減ってしまうときは投稿が止まったとき
これは正直、ハッキリと出ています。
その本屋さんの投稿が相性に合わなかったときは、まず無料購読で終わります。そこから有料購読へは続きません。
これはもう残念ながら仕方ありません。相性は絶対にあるし、だからこそ本屋体験が面白いわけですので。
有料購読してもらっていたのに解約されてしまうのは、投稿が止まった場合です。
先に書いたように、やっぱり投稿がないと心理的にマイナスな印象を読者さんに持たれてしまうんですね。
まとめ
- まず実店舗の方でしっかりと好きになってもらう
- 投稿は無理のない範囲で継続する
- 「毎週月曜日に必ず」とかそういうわけではなく、「購読ありがとうを伝えるのを忘れない」という意味
個人的には「入荷本」とか「今日のxx棚の一部」とかだけでも、十分おもしろいと思うんですよね。
テーマを考えて投稿が止まったり負担になるよりは、同じテーマでも定期的に続けられるモノの方が嬉しい。
この辺はサービス上のデザインとかでヒントを与えたり、解決できるかもしれないので考えます。
もちろんサービスの使い方は自由なので、投稿を強制しているわけではありません。
ひとつの参考として読み取っていただければ。
で、「無理のない範囲で投稿したくても、今の投稿システム使いにくいんだよ!」という本屋さん側のお声があると思いますので、いま投稿システムを使いやすいようにリニューアル中です。
おまけ:毎日リリース中
4月に入ってから、めちゃくちゃ小さな修正でも毎日リリースする挑戦を続けています。
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