僕らが本屋の未来を変えるまで

リトルスタッフ開発や日々の取り組みについての記録

本屋が「LittleStaffを使わない理由」に備える

昨日書いたように「Instagram風」ではダメということになりまして、仕様を変更しています。
昨日の話はユーザー側だったんですが、本屋側でも再検討が必要なことがあります。

それは「本屋が積極的に画像を投稿してくれない可能性」です。

LittleStaffはコンテンツの充実が肝心

「本屋が投稿した画像を見る」サービスですので、投稿の質と量がサービスの魅力に直結します。
会員が増えてくればモチベーションも上がって抵抗感がなくなるかもしれませんが、恐らく初期の段階では投稿するモチベーションは低いはず。

その時に「投稿が面倒」だと感じてしまうと日々の作業を優先して後回しになる可能性が高いです。
コンテンツがなければ人も集まりません。

サービス側の戦略としてはこの「失敗」に備える必要があります。

投稿を面倒に感じる理由は何か

大きな理由は以下のようなものです。

  • 何を投稿していいか分からない
  • 投稿文を書くのが面倒。または思いつかない
  • 単純に操作性が悪い
  • 効果を実感できない

前半2つはざっくり言えば、「ちゃんとしたモノを投稿しようと気負いすぎてる」ということです。
SNS映えするようにちゃんと並べなおしたり、1冊だけ抜き取って丁寧な説明文を書いたり。
それはそれで素敵なことですが、それをしていては投稿数は増えません。まずは質より量です。

そもそも僕の狙いとしては平台や面、差しの棚を撮って一言だけあれば十分です。
気になる本があれば、そこから自分で探します。もし近くの本屋の写真だったとしたら本屋へ行きます。

この「簡単でいいのでたくさんアップしてください」というのを、サービスの機能を絞ることで表現します。

画像にはタイトルだけ

当初は投稿する時に説明文も入力可能にする予定でしたが、これをやめます。
説明文を入れるところがあると「入れないことに抵抗」を覚えます。
個人の趣味ならともかくお店として運用していると尚の事、手抜き感を与えるような不安に駆られます。

なので説明文は機能ごと消します。タイトルだけ入力できるようにします。
理想の使い方としては「今日の平台」とか「棚を編集し直しました」とか一言で簡潔に済ませて欲しい。

本当は説明文を使ってクーポンやイベントチケット的な使い方も想定していたんですが、それはもっと後のフェーズで考えることにします。

懸念

操作性を追求するならスマホアプリが必須なんですが、都合上、最初はWebアプリとして進めます。
そこがどれだけ影響するかが不安材料です。

ちなみに何故Webアプリかというと色々あります。

  • 最初のコアユーザーは狭いのでデバイスやOSの制限を入れたくなかった
  • 僕の開発がスマホアプリよりはWebの方が早い
  • 初めのうちは試行錯誤で仕様変更等いろいろありそうだが、スマホアプリだとアップデート周りが面倒
  • いずれはAPIを公開してスマホアプリを第三者(一般ユーザー)に作ってもらうことでマーケティングを兼ねる計画がある

日記

他にも「ユーザーは画像をブックマークできる」とか仕様を変えていて、InstagramじゃなくてPinterest寄りになった。

アカウント登録周りを実装しているのだけど、こんな面倒だったっけ...。
何でだろうと思って過去を振り返ると、自分で1からちゃんとアカウント登録周りを作ったことなかった。
仕事ではアカウント不要なサービス(プログラム)か、途中参加で既に実装済みとかだった。
趣味アプリではアカウントが必要なものを作ったことないし。

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