"いいね"の副作用
かんのです。
今は2/1の抽選システム変更に向けて開発中なんですが、今朝ふと「"いいね"も方向性を変えた方がいいかもしれない」と思ったので、整理と記録のためにメモしておきます。
書きながら考えているメモなので特に結論はありません。
リトルスタッフにおける"いいね"
リトルスタッフでは本屋が投稿した画像に対して"いいね"を付けられます。
UI上はハートマークで示しているだけで、厳密には"いいね"という呼び方がある訳ではないんですが、便宜上ここでは"いいね"と呼びます。
読者は画像の内容(多くの場合は本)に興味があれば"いいね"をします。
この"いいね"ですが、ちょっと見直した方がいいかもなーって思っています。
"いいね"をする人は1%に満たない
TwitterやInstagramやFacebook(オンラインサロン含む)を見ていると分かるんですが、"いいね"をする人はフォロワー数の10%にも満たないことがほとんどです。
めちゃくちゃ良くて10%、せいぜい5%、大体は1%未満です。
絶対数だけを見て数千とか数万の"いいね"が付いてすごいと思っても、フォロワー数の比率からするとほんの一握りです。
例えば有吉さんはフォロワー数が700万もいますが、直近で多かった"いいね"は1万で、比率は約0.14%です。
例えば松本人志さんはフォロワー数が610万もいますが、直近で多かった"いいね"は3万で、比率は約0.5%です。
またInstagramでフォロワー数1.5万のとあるアーティストさんは、最近の平均"いいね"数は800ぐらいで、比率は5%です。ちなみにコメントに関してはほとんどありません。
もちろん例外もいるでしょうが、観測範囲では著名人の投稿やバズっているのは大概この比率に収まっています。
"いいね"と思ったから"いいね"するとは限らない
僕自身の経験でいうと、基本的に「良いと思っても"いいね"はしない」スタンスです。
ちょっと抵抗がある(気恥ずかしい)のと、必要を感じないからというのが大きな理由でしょうか。
僕が"いいね"をする時は、その先に相手を思い浮かべています。
直接の面識があってもなくても、相手に好意を届けたいと感じた時は"いいね"します。軽い挨拶みたいなものです。
流れてきただけのツイートや非フォロー/非フォロワー、芸能人など「どうせ見ていないだろうな」と思う人には基本的に"いいね"しません。
(RTに関しては、RTした人が友人の場合はその人に向けて"いいね"することもあります)
"いいね"をブックマーク代わりに使っている人もいるようなので、これはあくまで僕個人の感覚です。
"いいね"を求めてしまう副作用
"いいね"というのは心地良いもので、もらうと嬉しいです。嬉しいからまた求めがちです。そしてもらえないと悶々とします。
その承認欲求の誘惑を感じない人、乗り越えた人にとっては問題ないんですが、ガチガチにハマっている人には"いいね"は精神上あまり良いものではありません。
リトルスタッフの"いいね"について考える
リトルスタッフに話を戻すと、リトルスタッフの"いいね"は少し扱いが違います。
"いいね"もしくは"興味なし"のどちらかを選ばないと次の画像へ進めないためです。
Yes/Noを明示的に選ばせているわけで、SNSに比べて"いいね"率は高くなるはずです。
となるとまだマシなのだろうか...?あれ...?
"いいね"はあくまで手段であって、達成したい目的は何なのか。
当初の目的は以下の通りでした。
- 本屋
- 以前のサービス仕様の時、投稿に対して反応がないとモチベーションが出にくいというご意見があったのを踏まえた
- どういう本が興味に刺さっているのか分かると参考になるのでは
- 読者
- 強制的にYes/Noを選択させることで、自分で選んでいる感覚を強めたい
- 店内で手に取る = 画像の表示
- 面白そうでキープ = いいね
- 興味ないので棚に戻す = Notいいね
- という対比
- 強制的にYes/Noを選択させることで、自分で選んでいる感覚を強めたい
要は「本屋に反応を与える」のと「読者に能動性を与える」のが目的です。
これを実現できるなら"いいね"じゃなくても良い。
そして2/1の抽選システム変更によって読者が興味ある本はもっと分かりやすくなります。
(まだブログでちゃんと説明していないけど)取り置きシステムに変わり、チアプランでも参加できるようになるためです。
読者が興味ある本は画像に対する応募数でハッキリとするはず。
となると解決したい目的は「読者に能動性を」という1点だけになるのかもしれない。
ただ取り置きはあくまで「本屋に行ける人」が前提なので、遠方の人は興味を示せない。うーむ。考えるメモ終わり。
もし参加書店の中に好きな本屋があったら購読して頂けると嬉しいです。購読から31日間は無料です。
リトルスタッフ | 本屋の定期購読
また、よかったら公式SNSアカウントのフォローお願いします。