僕らが本屋の未来を変えるまで

リトルスタッフ開発や日々の取り組みについての記録

リトルスタッフで投稿画像に情報やリンクを付けられない理由

f:id:kanno_kanno:20180803082942j:plain

かんのです。リトルスタッフでは色々な機能について「しない理由」があります。
今日は投稿画像に関する話です。

リトルスタッフの投稿画像とは

参加書店さんが投稿する内容は以下の3つで構成されています。

  • 投稿タイトル(必須)
  • メッセージ(任意)
  • 投稿に含まれる画像。最大5枚(1枚は必須)

サービス作成時にデモ版として投稿されたものを例として貼ります。

f:id:kanno_kanno:20190117172432p:plain:h500

↑これが初期表示。

f:id:kanno_kanno:20190117172555p:plain:h500
こんな感じで画像が1枚ずつ表示されます。

ほとんど情報がないじゃん!

初期の頃から「書誌情報(タイトルとか著者名とか)」が欲しいとか「Amazonとか外部リンクが欲しい」というご要望がありました。

リトルスタッフでは意図的にこれらの情報を付けていません。(入力できない)
理由は大きく3つあって、『本屋さんの手間を減らす』、『本屋さんの気持ちに寄り添っている』、『画像だけでも充分だと判断している』です。

本屋さんの手間を減らす

リトルスタッフの基本ポリシーは「本屋さんの負担にならないこと」です。
(その割にUIでまだ使い勝手が悪い部分があるのはごめんなさい。これから改善していきます)

画像ごとに本のタイトルとか著者名とか入れていたら、それだけ手間が増えます。
しかも最近ではEC販売している本屋さんも珍しくないので、ECでも入力してリトルスタッフでも入力して...となれば心理的にも「うっ」が強くなります。

「ISBNを入れるだけで書誌情報を自動で入力してくれればいいんじゃないの」と思うかもしれませんが、その「ISBNを入力する」という手間すら割高だと判断して省いています。

本屋さんの気持ちに寄り添っている

Amazonリンクを載せるだけでも読者としては充分なんだけどな」と思う方がいるかもしれません。
でもそれは、本屋体験を応援するリトルスタッフのコンセプトに反します。

Amazonリンクがあったら、そのままAmazonで買ってしまう人もいるでしょう。もちろんAmazonが悪いわけではありません。僕も使います。読者は自由に本を買っていいはずで、買い方を強制されるのは健全ではありません。
しかし本屋体験を応援するとか、最終的には来店して頂くことを掲げているサービスが「気になったらAmazonで」という道を用意してしまうのは不誠実です。

何より、お店に来てほしくて投稿しているのにAmazon(ないし他のECサイト)で購入されたら、本屋さんのユーザー体験が最低なものになります。

繰り返しますが「買い方はこうあるべし」ということではなく、あくまでサービスの振る舞い方の話です。

画像だけでも充分と判断している

本の画像だけでもタイトルは見えますし、著者名が見えることも多いです。厚みや色合いなど雰囲気も伝わるので、リトルスタッフでわざわざ応援するような本屋好き・読書好きの人からしたら、充分いろいろなことが読み取れると思っています。

そして同時に、「読み取ろうとすること」が面白さを生むようにしたいと考えています。
お店のコンセプト、投稿タイトル、もしあれば投稿メッセージなどを含めて、その画像から「どんな本だろう」「自分に合うだろうか」と読み解く。それを狙っています。

当面の予定

そんなわけで、少なくとも当面は他に情報を載せるような機能は追加しないつもりです。
もしかしたら将来的には「ISBN入れたら書誌情報が自動で追加される」ぐらいはやるかもしれませんが、どうでしょう。可能性は低いんじゃないかなって思っています。

その辺のことよりも、「画像を行き来できない(進むことしか出来ない)」とか「投稿の閲覧をやり直すことが出来ない」あたりの方が自分で使っていてストレスなので直したい欲求が強いです(^_-)


もし参加書店の中に好きな本屋があったら購読して頂けると嬉しいです。購読から31日間は無料です。
リトルスタッフ | 本屋の定期購読

また、よかったら公式SNSアカウントのフォローお願いします。