僕らが本屋の未来を変えるまで

リトルスタッフ開発や日々の取り組みについての記録

出版業界を変えるアイデアを匿名でつぶやけるサービスを作り始めた

背景

僕は普段から出版業界に関するアイデアが浮かんだ時はメモアプリに記録してきた。
ただリトルスタッフに関することならともかく、それ以外の新規サービスとかのアイデアになると、メモったものの行動に移すことは基本ない。

だったら、アイデアを一人で閉じ込めるのではなくシェアしようと思い立った。
イデアはどんどんシェアしてべきだ。
行動しないアイデアに価値はないし、行動しても成功できるかどうかは運とスキルが必要になる。
イデアを公開して損することなどほとんどない。

自分が公開したアイデアが誰かの行動を促すかもしれないし、何かの反応をもらうことで考えが発展するかもしれない。
仮に何も起こらなくても、もともとメモ帳の奥底に溜まってホコリをかぶるだけなんだから関係ない。

どうせなら他の人も

「出版業界とか本屋とか、こうしたらいいのに」とか「出版関係でこんなサービスやイベントがあるといいのに」と思っている人はたくさんいると思う。
大それたことや斬新なアイデアじゃなくても、例えば「書店員さん、もう少しこうして」みたいな日常の要望レベルでもいい。
SNSやブログで発信している人もいるけど、なかなか発信しない人もいる。発信する強い理由がなかったり、目立って批判を浴びたくなかったり。

でも匿名でアイデアを投稿できるサービスがあったら、気軽に思いつきをシェアする人がいるかもしれない。

つまりこんなサービスが欲しい

  • 匿名で投稿できる
  • 出版や本屋業界だけに限ったアイデアだけを見たい

既存のサービスではダメ?

イデアをシェアするサービスはたくさんあるけどほとんどアカウントが必要になる。
何より「出版業界に限ったアイデア」というサービスはない(見つけていない)

SNSじゃダメ?

2つの理由でダメです。

  • 匿名じゃない
  • つぶやいてもタイムラインからすぐに消えてしまう

自分で作り始めた

そんなことを昨日の仕事帰りにイメージして熱量が湧いたので、勢いでプロトタイプ(試作品)を作った。
寝るタイミングを逃したから徹夜のまま仕事に行くけど、おかげで1人で使うだけなら最低限の機能はできた。
(開発よりも、「何が必要で何がいらないか」とか「画面をどうするか」とか「今後どうしていくか」みたいなのを整理するのに時間かかった)

今のプロトタイプで出来る機能

1: ログイン不要で投稿できる。
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2: 投稿された一覧を表示できる。
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以上。
リアクション(いいねとか)、返信、タグなど色々欲しいか考えたけど、いらないと判断した。シンプル・イズ・ベスト。

最初に書いたように最優先の目的は「どうせ持ち腐れのメモならシェアしよう」というものだから、1人(自分)だけでも使いやすいものじゃないといけない。
なので1人でテストしてみて、使い勝手を少しずつ変えていく。他の人に投稿してもらうのはそれから。

どうやって出版業界の投稿だけに絞るのか

ここが一番の悩みどころだけど、今の考えでは「投稿できるユーザーは招待制」にしようと思う。
招待制に限ることで投稿の質は保たれるのではないかという実験。

投稿は匿名だけど、入力画面を知るには既存ユーザーに招待してもらう(URLを教えてもらう)必要がある。

サービスはこちら

サービス名は「Picorn(ピコーン)」。OGPとか色々なものが未設定。
https://picorn.herokuapp.com/

あとプロトタイプは貧弱なサーバーで動いているので表示が重いかもしれない。


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