僕らが本屋の未来を変えるまで

リトルスタッフ開発や日々の取り組みについての記録

リトルスタッフの投稿は楽しむ時間が短い

f:id:kanno_kanno:20180803082942j:plain


リトルスタッフ

リトルスタッフをもっと面白くするために機能追加or仕様変更を考えている。

本屋の活動報告 = 選書の投稿

リトルスタッフのようなファンクラブ系サービス、パトロンサービスは大概「活動報告」が主なリターンになる。
例えばクリエイターやスポーツ選手、ミュージシャンのファンクラブを例にすると、「次回作の進捗がこんな感じ」とか「今日こんなことがあった」みたいな、いわゆる日記的なモノがコンテンツになる。
応援している人たちはファンだから、彼らにしたらそういう進捗や日記が十分コンテンツになる。

リトルスタッフでは普段の投稿(選書などの画像投稿)がこの「活動報告」にあたる。

活動報告は毎日必要か

サービスとしてのコンテンツ(課金に対するリターン)が活動報告だとした場合、その報告は毎日必要だろうか。
もちろん頻度は少ないより多い方が嬉しいし楽しい。

投稿が少ないと、ファンである自分たちへの扱いが「後回しにされている」ような感覚を与える危険性がある。
ファンなので「本業に専念して欲しい」という思いはあるけど、同時に「とはいえお金払っているし反応欲しいな」と感じるのが自然な人情だと思う。

ただ毎日投稿するのは大変なことなので、「いや無理しなくても」という思いもある。本業がおろそかになったら本末転倒だから。
サービスの投稿が義務になると投稿者は疲れ、本業がおろそかになってファンはがっかりして、最終的にサービスが使われなくなる。誰も幸せにならない。
この辺のバランスがサービス設計をする上で非常に難しく、かつ大事なポイントになる。

理想的なのは「投稿者(リトルスタッフでいう本屋)にとって最小限の負担」で「読者(課金している人)にとって最大限の満足感」な設計だ。

リトルスタッフの楽しみ方は刹那的

今のリトルスタッフは投稿に対する満足感が短い。
投稿は一つあたり数秒見れば終わる。パッと見てサッと終わる。

これは意図的で、当初は「サッと見れるぐらいの気軽さじゃないと、本屋にとっても読者にとっても重たい」と判断したからだ。
SNSや手軽なコンテンツに慣れ親しんだ今の時代、長かったり体力を必要とするコンテンツはお互いに続かないと考えた。

でも気軽ゆえに読者の印象に残りにくい。
消耗品のような投稿(の仕様)になっているので本屋としては数を増やさないといけなくて、投稿疲れや面倒臭さを引き起こす。

1ヶ月運用してみて双方のバランスを考えてみると、ここは大きく改善の余地があることが見えてきた。
どういう一手を加えるべきか考え中。



※詳細はリアルタイムにTwitterで報告しているので、良かったらフォローをお願いします。