僕らが本屋の未来を変えるまで

リトルスタッフ開発や日々の取り組みについての記録

リトルスタッフ独自の世界観を作らない

「本屋のサブスクリプション」へリニューアルする - 僕らが本屋の未来を変えるまで
リニューアルまで設計や進捗を残していきます。


サービスを作るときは独自のキーワードと共に世界観を作ることが大事だと思う。
Twitterなら「ツイート」でFacebookなら「いいね」、noteは「スキ」と呼んでいてSHOWROOMは「ギフティング」にしている。
VALUは「VA」だしクラウドファンディング系なら「リターン」とか「パトロン」とか。

サービス(もしくはその分野)独自の言葉を作ることで、それらを使う人達に仲間意識を芽生えさせる。
愛着も涌くし、言葉とサービスが関連付くことで記憶にも残りやすい。

リトルスタッフも直近の形だと「ページ」をキーワードにしようと思っていた。

そして今回のリニューアルでも独自のキーワードが必要だと考えていた。
今回のリニューアルではいくつかのポイントがある。
「本屋の投稿」「応募(当選/落選)」「いいね(応募はしないけど興味あり)」といったところだ。

これらの操作に対してそれぞれネーミングをするべきだと考えていたのだけど、
今日「むしろネーミングしない方が良い」という結論に達した。

今回のリニューアルにおける当面のターゲット層は以下のような人になっている。

  • 本屋へ行く
    • 最初のうちは、現在の参加書店に対して頻繁に行っている人
  • ネットに強くない
    • 良くて「SNSを見る位はするけど、積極的に投稿しない」人
  • SNS等ネットサービスに興味がない

こういう人達に対して独自のネーミングは「新しく理解しないといけないこと」であり、非常にストレスがかかる。
ただでさえサービスを使ってもらうハードルというのは高いのに、この面倒臭さが障害になってしまう。

考えること、覚えることは少ないほどいい。
つまり「操作がシンプル」であることはもちろん、「世界観含めて覚えるルールが少ない」ことが重要。
ネットに強かったり興味があると、この辺りを乗り越えることには抵抗が少ないし、むしろそれが使う理由になったりするけど、当面はそういう人はターゲットではない。

ということで新しい世界観は入れない。
例えば昨日までは「興味の有無」を選択するボタンには2つの顔アイコンで表示していた。
(この1つ前の画面に操作説明はある)

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この顔アイコンにしたのは、実際に本屋で出会った時の心情に近づけたかったから。
興味ない本は真顔でスルーだが、ちょっと興味を引く本に出会うと表情が緩む。


でも、これをやめて以下のように一般的に「いいね」として使われるハートにする。
(「興味なし」が灰色の方がいいのか「x」アイコンがいいのかは分からない)

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日記

リリース期限まで35日。残TODOは現時点で51個。
先週の記憶がほとんどない。気付いたらまた土日になっている。

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