リトルスタッフを始めた頃の初心を思い出す
このブログの記事を最初から読み直していました。
(フッターに月別アーカイブを付けた)
2017.09.10 本屋投げ銭の市場規模を真面目に考えていた
本屋投げ銭サービスの顧客と市場予測 - 僕らが本屋の未来を変えるまで
この頃は初めてのサービス設計ということで、自分なりに市場規模を考えたりしていた。
ブログには書いていないけど、リリースしてからの月毎の目標値も考えてExcelに書いていた。
今ではここまでやっていない。
投げ銭というか課金をいかにユーザーにしてもらうか、についてずっと考えている。答えはまだない。
投げ銭は「お金を払う」こと自体にハードルがあるのではなく、そこに至るまでの導線、行動デザインにハードルがあるのだと思っている。
SHOWROOMやクラウドファンディング、noteみたいなサポート系の場合はコンテンツと課金のタッチポイントが近い。
(例えば投稿を読んで共感/感動したら、同じ画面上ですぐに課金できる)しかし本屋の主なコンテンツは「リアルの体験」であり、そこからサービスを使うまでに「間」が空いてしまう。その場でスマホを取り出して課金というのは考えにくい。少なくとも僕はやらない。開発者の僕がやらない物を作るわけにはいかない。
悩んでいるところは今と変わってないなと思ってしまった。難しいよね。
2017.09.11 本屋投げ銭についてシビアに考えていた
本屋投げ銭サービスの問題点について考える - 僕らが本屋の未来を変えるまで
「xx円払うから何かちょーだい」という方式では本屋3.0は実現出来ません。
この方式では「本屋vsお客さん」の図式であり、利害に基づく関係が出来上がります。
僕が目指す本屋3.0は「本屋withお客さん」であり、協力に基づく関係です。そして本屋ごとにそういうコミュニティが増えることで、本屋業界が盛り上がり、結果的に出版業界を盛り上げることに繋がると信じているからです。
当時からコミュニティを作ろうとしている。
自分たちの応援で本屋がレベルアップしたら面白い。進化の過程を共有できるのは素晴らしい体験となる。
そうだね。
2017.09.16 LittleStaffが失敗するケースについて考える
LittleStaffが失敗するケースについて考える - 僕らが本屋の未来を変えるまで
本屋が登録してくれない
結果的に投げ銭でリリースしていないとはいえ、失敗するケースを想定していながら乗り超えていなくてウケる。(自虐)
2017.09.19 投げ銭を辞めて別の形を考え始める
ファンクラブもしくはアイテム課金は目的に沿っているか - 僕らが本屋の未来を変えるまで
当時の仕様では法律的に投げ銭が無理だと分かったので別の施策を...となって考えている時の記事。
ファンクラブか、コンテンツを単発で売るアイテム課金か検討していた時期。
「本の未来を探す旅」の中でとある韓国の本屋には5000人の会員がいると書いてあった。
ポイントカード形式でポイントに応じてコーヒーとかの割引に使うようだ。
会費については書かれておらず、たぶん無料なのだろうけど、それでも5000人とは多いなと驚いた。もしLittleStaffが月額500円で5000人もいたら250万円である。夢がある。
夢があるけど、これはさすがに「ファン」だけでは無理だろうな。
来店しなくてもリターンがあるような、ネット会員向けのリターンを付けないと厳しい。
でもそのリターンによっては可能性があるのだとしたら、やっぱり夢がある。
ここからはファンクラブ路線で考えて開発を始めている。
2017.10.05 人は思うほどには動かない
この本の中で「好きであることと行動することは、あまり相関しない」という話が出てきます。
また「正しいだけでは人が動かない」という話も出てきて興味深いです。
最初はクラウドファンディング的なものではなく、「本屋が投稿した画像を閲覧できる」というものだった。
一部は無料で見れるけど、一定以上のものは有料だよ。という仕組み。
「本屋の平台画像が流れてくるなら見たい」という要望に応えるためのサービスだった。
PinterestやTumblrに近い。
ちなみに最初はこんな画面を開発していた。懐かしい。
↓画像を押すと拡大表示↓
2017.10.10 本屋が「LittleStaffを使わない理由」に備える
本屋が「LittleStaffを使わない理由」に備える - 僕らが本屋の未来を変えるまで
「本屋が投稿した画像を見る」サービスですので、投稿の質と量がサービスの魅力に直結します。
会員が増えてくればモチベーションも上がって抵抗感がなくなるかもしれませんが、恐らく初期の段階では投稿するモチベーションは低いはず。その時に「投稿が面倒」だと感じてしまうと日々の作業を優先して後回しになる可能性が高いです。
コンテンツがなければ人も集まりません。サービス側の戦略としてはこの「失敗」に備える必要があります。
ここは今の「今日の1枚」に通じるところではあるんですが、結果的に全然備え不足だった。
画面も少しずつ変わっていく。
2017.10.15 迷走し始める
LittleStaffとは何のサービスなのか - 僕らが本屋の未来を変えるまで
営業のシミュレーションをしている時に、LittleStaffをどう説明するか迷っていました。
「最初は投げ銭のつもりだったんですが...」なんて説明するのは長すぎてダメなので、一言で現状を言い表すコピーが必要です。
ブレ始めている。
などなど
長くなるのでこの辺でやめておきます。
リトルスタッフ始動からブログを読み返して、当時の考えや熱意を思い出した。
同時に「一度、投げ銭がダメになってからブレ始めている」のも見えてきました。
ブログに残しておいて良かった。「過程を残す」のが目的のブログだったけど、早くも目的を達成した感じ。
次回リニューアルでは「本との出会い」x「投げ銭」で真っ向勝負する。
日記
先週から仕事を残業しちゃっているので何とかしないと。