僕らが本屋の未来を変えるまで

リトルスタッフ開発や日々の取り組みについての記録

リトルスタッフを「読者が育てる本屋の日記」にリニューアルしました

この記事は 読者が育てる本屋の日記 | リトルスタッフ の開発記録です。

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↑説明資料です(作成途中)。

今日、リトルスタッフをリニューアルしました。
https://www.littlestaff.jp/

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一言で言えば「本屋の日記サービス」です。
ただし本屋の日記を書くのは読者です。むしろ本屋は自店の日記を書くことが出来ません。
現在は全て無料ですが、将来的には有料の日記を書けるようにして、それがそのまま本屋への投げ銭となるようにします。

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どうしてわざわざ本屋の日記を読者が書くの?

これは「本屋の面白さを知っている人」が対象です。
本屋に行って何かを体験して、ついSNSに本屋の感想を投稿しちゃうような本屋好きが対象です。

リトルスタッフは本屋に書き置き用のノートがあって、そこにみんなで好き勝手書いていくようなものです。
「面白かった」「良かった」という感想、「行ってみたい」「楽しそう」という期待感。
そういうのを本屋に紐づく日記として残していくためのサービスです。

本屋の面白さは読者にしか分かりません。さらに面白さを感じるポイントは読者によって異なります。

投稿された日記は「本屋への応援」にもなるし、第三者に対する「本屋の紹介」にもなります。
単純に自分の「本屋記録」としても使えます。

Twitterの方が画像も残せるしハッシュタグもあるし会話も発生して便利かもしれません。
もちろん、そういう用途の時はTwitterを使えば良いと思います。
無理に全てをリトルスタッフに寄せる必要はありません。

ただ一言でもいいので、ぜひリトルスタッフで本屋の日記を残してみて頂きたいです。
リトルスタッフを本屋にとって嬉しく、読者にとって楽しいものにしていきます。

そのためには読者の方々の投稿が必要です。ご協力お願いします。

とはいえ、現在では参加書店はまだ10店舗程度です。
ほとんどの読者は「自分の投稿したい本屋がない」という状態だと思います。
それでも、まずはアカウント登録だけでもして頂けると嬉しいです。
ユーザー数の多さが僕自身への励みにもなるし、本屋さんの参加を後押しする要因にもなります。

リトルスタッフのミッション

リトルスタッフが目指すものはリニューアル前から変わりません。
最終的には「面白い本屋をもっと増やして、ずっと残るようにする」こと。
そのために本を売るだけではなくて、選書や店作りなど本屋の個性を売るための仕組みを作り出すこと。

TOPページより引用します。

本屋は「本を届ける/紹介する」存在で、本屋の価値は「空間」や「体験」です。
本を買うつもりがなくてもふらっと立ち寄る。適当に見て回るだけで満足する。思いがけず素敵な本と出会ったら興奮する。それが本屋です。

それなのに本屋は本を売ることでしか収入を得ません。どれだけ面白い選書をしても、魅力的な陳列をしても、そのスキルに対価は支払われません。
現状ではその本屋で本を買うか、その本屋に還元されるECで買うしか方法がありません。

しかし本に興味を持ったタイミングと、本を買うタイミングは異なることがあります。出会いとは違う本屋で買うことは珍しくありません。
本屋で興味を持っても電子書籍で読みたい人もいます。 「お店で本を買う」だけでは、読者の行動を制限することになります。とはいえ本屋で買わない人が増えて本屋が潰れてしまうのは困ります。

それでは「良いと思った本屋に、本を買う以外で対価を払うシステム」があったらどうでしょうか。
リトルスタッフでは「ページ」を使った日記を通して、本屋への投げ銭を実現します。

現在はα(アルファ)版

Webサービスやアプリのリリースで使われる「α版」という言葉をご存じでしょうか。
α版と言っておけば大体のことは大目に見てもらえる魔法の言葉です。

要は「完成形ではなくて不十分なところもあるけど、実際に使ってもらいながら改善するよ」というものです。

今回のリニューアルはα版です。
まだ投げ銭は出来ません。無料ページで日記を書くだけです。
操作性やUIについても、実際に使っていく中で色々と変えていくと思います。

UIはスマホ中心

リトルスタッフはPCでも使えますが、UIはスマホに重点を置いています。
画面によってはPCだと微妙なところもありますが、使うシーンはスマホを想定しているのでしばらくPCは後回しになります。

投げ銭は法律的に大丈夫なの?

投げ銭」は法律的にNGではないかと思われるかもしれませんが、その辺はすでに弁護士さんと打ち合わせ済みです。

今後の進め方

直近では大きく2つです。

  1. 使い勝手の改善
  2. 登録書店を増やす

まずは「1店舗に対して10人スタッフがいる」状態かつ「参加書店100店舗」を目指します。
そこまでいったら実際に投げ銭(有料ページ)の導入を考えていますが、進めていく中で順序は変わるかもしれません。

日記

今日をリニューアル記念日とする。

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