僕らが本屋の未来を変えるまで

リトルスタッフ開発や日々の取り組みについての記録

新機能(仮)は「読者が育てる本屋の日記」

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この記事は 本屋専用ファンクラブ | リトルスタッフ の開発記録です。

リトルスタッフを「本屋の価値を可視化する」ものに変更するべく考え中です。
便利なAmazonと楽しい本屋と滅びゆく本屋と - 僕らが本屋の未来を変えるまで

まだまだ仮ですが、現状のアイデアはこんな感じです。

一言で表すと

読者が育てる本屋の日記

三行で書くと

  1. 読者はリトルスタッフからインクを買える
  2. 読者はインクを使って本屋の日記を書ける
  3. 本屋は溜まったインクを換金できる

概要

読者は本屋と日付を指定して日記を書くだけです。
ただし日記を書くには「インク」が必要で、インクは有料です。
このインクはリトルスタッフから買うことも出来るし、他の読者や本屋からもらうことも出来ます。
インクはどの本屋でも使えます。「この本屋専用のインク」というものではありません。

日記が投稿されると本屋にはインクが溜まります。
(ここはインクじゃなくてページとかそういう概念の方が良さそうだけど、とりあえずインク)
本屋はインクを換金できますし、読者に譲渡することもできます。
「投稿してもらうのは嬉しいけど、お金をもらうのは気が引ける」という場合は読者にインクを譲渡すればいいだけです。

本屋の日記を書店員が書くのではなく、お客さんが書く。
書き込むのは有料なので、価値あるコメントに絞られます。
ここでいう価値とは重厚なコメントとかではなく気持ち的な問題です。別に「良かった」だけでもいいんです。
ただ無料で書くのと、お金を払って(本屋さんに投げ銭して)書くのとでは価値が違います。

なお、インクと売買の関係はこうなります。

買える 売れる(換金できる) 他の人にプレゼントできる
本屋 x o o
読者 o x o

これは仕組み的な側面もありますが、一番の理由は法律上の問題です。

本屋は日記を書ける?

本屋自体が日記を書けるようにするかどうかは考え中です。
どっちも一長一短ある。

目指すところ

現在Twitterとかで発信している「本屋xxxに行ってきた。良かった〜」みたいな感想をリトルスタッフで残すようにする。
感想を書きつつ、本屋の応援にも繋がるのであれば「意義」はある。
あとはリトルスタッフの操作性や、使って楽しいかどうかが大きな問題。

可視化される本屋の価値

お金を払ってまで日記を書くということは、それだけ満足度のある体験をしたという証明です。
その投稿(インクや投稿数など)を何らかの形で数値化すれば、それがそのまま本屋の価値になります。

多くの人が多くの日数、投稿している本屋は「好評な本屋」と判断できます。

お金を払ってわざわざ日記を書く人がいるのか

この質問や懸念が真っ先に出てくると思います。

インクの入手方法は「買う」だけではありません。
本屋からもらうことも、読者からもらうことも出来ます。
(本屋にはリトルスタッフから予め、ある程度のインクを与えようと思っています)

文章で伝わるか分かりませんが、この仕組みでは2種類の読者が出てくると思っています。

  • A: 日記を書いて本屋を応援したい人
  • B: 日記は書かないけど本屋を応援したい人
    • Aの人にインクを渡すことで応援する

実際に本屋にインク(お金)が入るのはAの人が日記を書くからですが、そのためのインクはBから供給される流れになるはず。

まだまだ詰めるところはある

例えば「日記」にどういうことを書けばいいのか、が最初分からないと思う。
気負ったり気恥ずかしいという感情が生まれるはずなので、そこをクリアする仕組みが必要。

別の問題で、上記で「BはAにインクをあげる」と書いたが、インクをあげてもBが期待する本屋とは違う本屋の日記をAが書く可能性は十分にある。
それを良しとするか、そうならないような機能にするか。

ソーシャルダイアリー

みんなで一つのテーマ(ここでは本屋)について、同じ場所に日記を書くというのは既存にもありそう。どうだろう。
勝手にソーシャルダイアリーという単語を浮かべている。

レビューサイトと似てるけど違うのは、あくまで日付単位の日記であること。
どちらかと言えば掲示板の方が近いかもしれない。

日記

今日の夜はALL REVIEWSさんらと飲み会。

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本屋向けのこういうのも開発しました。ご興味ある方をお待ちしています。

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