僕らが本屋の未来を変えるまで

お客さんと本屋さんが繋がる"本屋3.0"を実現するまでの記録

『影響力の武器』を全て満たすサービスの例

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この記事は 本屋専用ファンクラブ | リトルスタッフ の開発記録です。

リトルスタッフを「本屋の価値を可視化する」ものに変更するべく考え中です。
便利なAmazonと楽しい本屋と滅びゆく本屋と - 僕らが本屋の未来を変えるまで

僕はキングコング西野さんが始めたレターポットの動向をずっとチェックしています。
キングコング 西野 公式ブログ - 【爆速】100万レター突破! - Powered by LINE

その上で「影響力の武器」を読み返したら、書かれている項目をレターポットが全て満たしたのでメモしておきます。

影響力の武器[第三版]: なぜ、人は動かされるのか

影響力の武器[第三版]: なぜ、人は動かされるのか

1. 返報性

「人は与えられたらお返ししたくなる生き物」という話。
レターポット自体がユーザー間で文字を贈り合うサービスなので、返報性をそのまま具現化しています。

レター(文字)をもらったから、相手もしくは違う人にレターを与えたくなる。
そういう循環を生んでいます。

本に「欲しかったら、まずは与えることから始めよ」と書かれていますが、レターポットはまさにその状態になっています。

2. コミットメントと一貫性

「人は言葉や行動を一貫させたい生き物」という話。

心理学で有名なフット・イン・ザ・ドアの話です。
小さいYesを重ねて大きなYesをもらうというやつです。
Yes、Yesと続けていくと人は途中でNoを言うのが難しくなり、最初に言われたら断るような大きな頼みでもYesと答えてしまう。

レターポットの場合は「まずは登録だけでも」という形から始まります。
そうして登録すると他の人からレターが好意で届きます。
こうなることで、返報性のサイクルに入ります。

3. 社会的証明

「赤信号、みんなで渡れば怖くない」的な話。
人はみんながやっていることは正しいと思い込んでしまう、思考停止になりやすい。

これは2つの条件で発生しやすくなります。
1つ目は情報が不確かな時。「良く分からないけど、みんなやっているし」という状態です。
2つ目は自分と似た人の行動に引っ張られる時。「(自分と似た)あの人がやっているなら自分もやってみるか」という状態です。

レターポットにおいては、まずキングコング西野さんの周りには予めコミュニティが出来上がっています。
えんとつ町のプペル」やオンラインサロンを通して仲間が出来ているので、「みんな」も「自分と似た価値観の人」もいる状態からスタートしています。

「みんな(=自分の周りの人)がやっているから、とりあえず自分もやってみよう」を引き起こしやすくなっています。

4. 好意

「人は好きな相手からの頼みは断れない」という話。
前述のコミュニティもそうだし、ユーザーの西野さんに対する好意もそうだし。
レターポット自体が好意を贈るサービスです。

5. 権威

「人は権威に弱い」という話。
キングコング西野さん自体がそもそも権威(影響力)ある人ですし、加えてレターポットには既に著名人も参加されています。

6. 希少性

「人は"限定"に弱い」という話。
レターポットに関しては2つ。
まずは購入したレター自体が4ヶ月で消滅すること。
僕はこの制限は資金決済法の適用除外にするためだと思っていますが、ユーザーにとっては希少性を生む形になっています。

2つ目はテスト版から参加させていること。
テスト版から参加させること自体は珍しくありませんが、ここでも「西野さんが作ったサービスの初期段階から参加する」ということに価値が出ています。

おまけ

今回は影響力の武器に限った話を書いた。
タイムバンクを作ったメタップスの佐藤さんが書かれた「お金2.0」には、発展する経済の条件として色々な項目を上げている。

お金2.0 新しい経済のルールと生き方 (NewsPicks Book)

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軽く考えても、レターポットはこれらの要素も満たしている。
共同幻想とか参加者同士のコミュニティとか。

感想

レターポットのアイデアは上手いけど、今の爆発力はアイデアというより西野さんがレターポット前から仕込んできた数々の産物。
出来上がったものを分析して言うのは簡単だけど、自分で0から作るのは難しい。
「プロの作業ほど簡単に見える」パターン。

日記

自分が使っている時間を記録し始めた。
過去にも色々なやり方で何回かやって続かなかったけど、今回はどうなることやら。

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本屋向けのこういうのも開発しました。ご興味ある方をお待ちしています。

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