「リトルスタッフを肴に本屋について語る会 #1」を開催しました
↑2017/11/24にリトルスタッフをリリースしました↑
先週の金曜日、12/1に【参加無料】12/1(金) リトルスタッフを肴に本屋について語る会 #1 | Peatixを開催しました。
こういうのは当日の写真を撮っておいて、「こんな雰囲気でやったよ」というのを伝え、次回以降の集客に繋げるのが定石です。
そのためにちゃんとカレンダーにリマインドを入れておきました。
開催前と開催中に気付けるように2つ設定。
うん。
撮り忘れたのでテキストだけでお送りします。
開催の背景
リトルスタッフをリリースした後、書肆スーベニアに参加申請を頂きました。
その時のメッセージで、「良く分からない本屋も多いだろうから説明会でも開いたらどう?(意訳)」とアドバイスを頂きました。
それは良いアイデアですね、ということですぐにライオン堂に連絡。
2つ返事でOKを頂きました。
本当はもっと話すことや進め方をカッチリ用意してから詳細を決めようと思ったんですが、それだと先延ばしになりそうだったので先にスケジュールだけ決定。
今後も各地で何回か開催するつもりなので、とりあえず1週間後に1回目をやると決断。
1人でも来れば良くて、3人くれば大満足という感覚でした。
予想外に満員!
告知して数日は0人でしたがヌイブックスさんの参加を皮切りに、その数日後に更に2人追加。
そこから数日後に2人埋まって5人すべて埋まりました。
さらにその後も「満員だけど行っていい?」というご相談を2件頂いたので2人追加。
さらには当日に飛び入りで参加して頂いた人もいて、店主と僕を含めて総勢10人での飲み会になりました。
何よりすごいと思ったのは、イベントって大抵少しは当日キャンセルが入るんですが、今回は0人だったこと。
ありがとうございます。
ちなみに店主以外みんなソフトドリンクでした。健全な飲み会だった。
あと次回以降の参考にもう少しだけ記録しておくと、年齢層は下は20代から上は40代以上まで幅広く。
男女比は丁度5:5でした。
職種は出版業界の人もいれば、直接的には出版業界じゃない人まで。
つまり自由です。
当日の流れ
20:00開催予定。
12月から僕も日中の仕事を入れていて、そっちが少し長引いたので20:00直前に到着。
僕の直前に到着したらしい2人が先に店内にいました。
うち1人は「飛び入りだけど参加していいですか?」とのこと。素敵な行動力。
そのまま3人で名刺交換。
まだ揃っていないし僕も着いたばかりだったので、「店内でもご覧になってください」とお伝えしてフリータイム。
僕がトイレに行って出てきたら更に3人到着されていました。
店内を見て回ったり参加者同士の談笑が進んでいて、時間厳守で始める理由は特にないので落ち着くまでフリータイム。
落ち着いた頃に、長机を挟んで手を伸ばせばお互いに届く距離感で各々座りスタート。
スタート前後で2人新たに到着。最後のお一人はイベントの後半あたりからご参加。
まずは一応、僕からリトルスタッフについての背景や理念、現状とこれからについて説明しました。
説明はプロジェクターやモニターを使わず、僕の前に置いたノートPCのスライドを見せながら進めました。
これは意図的で、モニター等を使って講演会チックにしたくなかったからです。
スライドも印刷していません。印刷したらみんな紙に視線を落としてしまうので。
ちゃんとお互いに顔を見て話したかった。
恐らくこのイベントでは今後も続けるスタイルだと思っています。
僕からの説明は手短に済ませたつもりです。
時間はたぶん15分もかかっていないのでは。たぶん。
そこからリトルスタッフを軸にみんなで質疑応答したり、あーだのこーだの話しました。
誰かが話している時は横槍入れずちゃんと聞いて、その後で自分の意見を言うという平和な会でした。
みなさんの大人力に助けられました。
イベントは22:30ぐらいまで続きました。
頂いたご意見
しっかり書くと長くなるので一部を箇条書きで。
リターンどうこうより「単純に支援したい」と思えるような見せ方の方が大事では
- その日の夜(イベント後)に似たような話がnoteにあがっていた。タイムリー
作家サポート機能を楽しくしました|深津 貴之 (fladdict)|note
統計的には、人は何かをお願いされると、それに応えてあげたくなる生き物らしいですね。
リトルスタッフが支援金をプールして参加書店に分配する仕組み(共産主義)もありでは
- 分配ルールは「どの本屋にも一律決まった額」でもいいし、なんか上下するルールを作っても良い
- ワクワク感が大事。今のリトルスタッフにはワクワク感が足りない
- 分かる。そしてこれは僕では限界があるので、デザイナーとかそっちに強い人の協力が不可欠
- 助けてデザイナーさん
- 「(本屋を)助けたい」という思いだけではサービスとして続かないと思う
- 本屋同士の相関図を見てみたい
- 誰と誰が知り合いで、とか。何に影響を受けて、とか
- 本屋同士は意外と繋がっていたりするけど、読者はそれを知らない
- 知る必要はないんだけど、知れたら面白いよねというネタ
- 今はコミュニティによる相互作用の影響が大きい時代なので、業界を盛り上げるという点では重要な気がする
- ファン同士が足し算じゃなくて掛け算の効果を生み出す
採用したご意見1: ネット書店も条件付きでOKにする
今は「ネット販売だけ」の書店は以下の理由でNGにしています。
- リトルスタッフは「ちゃんとした本屋」が報われる世界を作りたい
- 実店舗があれば紛れもなく「本屋」
- 無店舗でも一箱古本市とかで手売りしていれば「本屋」
- ネット書店は小銭稼ぎしているだけなのか、理念を持ってやっている「本屋」なのか判別が難しい
- 小銭稼ぎのお手伝いをしたいわけではない
しかしアドバイスを頂いて、「他の本屋さんの招待制ならいいのでは」とのこと。
実際の本屋さんからの招待制なら信用が保てるので、問題ないなと思いました。
ということで、ネット書店に限り「本屋さんからの招待」があれば参加可とします。
「招待」はシステム上には特にないので、本屋さんを通して僕に直接ご連絡ください。
サイト上の説明は変えていませんが、いずれ正式に変えておきます。
採用したご意見2: 画像周りは「今日の1冊」にする
参加書店さんにはご連絡済み。
次はこれをやります。
詳細はまた別の記事で書くと思います。たぶん。
簡単に書くと以下の3点です。
- 1店舗が1日に投稿できる画像は1枚まで
- 「1日1枚、投稿するだけ」
- 「今日の1冊」を撮って投稿してもらう
- 今と同じくコメント入力なし。画像のみ
- コレ今日考えていて、「今日の1冊」じゃなくて「今日の1枚」にするかも
- 「1枚」にすることで、開店前の本屋さんも投稿しやすい
- 1冊選書に絞らなくてもいいかなという
- 無料ユーザーは一定期間まで閲覧可能
- それ以上より前の投稿は、その本屋の有料スタッフにならないと見れない
みなさんご存じ本屋Titleインスパイアです。
または知っている人は知っている、5年以上前に話題になったMy365の本屋版です。
(話には出なかったし僕も忘れていたけど、たぶんイベント参加者は知らなかったと思う)
数日前の記事で「次は無料画像と有料画像を分ける」と書いた直後にこの方向転換。
いかにリトルスタッフが試行錯誤の段階か分かります。
現時点での「今後の計画」を整理します。あくまで現時点です。
- まずはこの「今日の1枚(仮)」をリリース
- 有料画像を投稿できる機能をリリース
- 「今日の1枚」以外でイベントの画像とか平台の画像とか、そういうのはやっぱり欲しい
- 自由に有料プランを作成できる機能をリリース
参加者の声
「参加者の声」って書くと怪しい情報商材みたいですよね。
【12月1日】
— 双子のライオン堂(文芸誌『しししし』12/31発売!) (@lionbookstore) December 1, 2017
本日は、夜からリトルスタッフ(本屋支援系サービス)の説明会(という名の飲み会)を当店で開催。少数で喧々諤々、縦横無尽に本屋談義。ある程度前提を共有した&大人な人たちが集まっていたので、すごい有意義な時間でした。(僕だけ得した感じがしていて少し反省。)あと、入稿!#本屋日録
リトルスタッフの説明会(という名の飲み会)に飛び入り参加。本屋さんを応援したいという「欲望」はどこから来るのか、改めて真剣に考えた。読者であれ本屋であれ、本という文化を後世に残したいという志は一緒だから、なにかいい仕組みがきっとあるはず。 https://t.co/85RAqLvRv0
— aya@栞文庫 (@aya81331898) December 1, 2017
おはようございます!ヌイブックス、オープンしてます!昨夜は双子のライオン堂さんに行ってきました✨色々な視点から本屋さんに対する考え方などが伺えてとても有意義な時間を過ごし、『ここからすごいことが始まるんだ』と感じました。とても勉強になりました!そしてちゃっかりお買い物もできた!笑 pic.twitter.com/YQqliEHj9q
— ヌイブックス (@nuibooks2015) December 2, 2017
(他にもあるのかもしれませんが、僕が観測できた範囲で)
感想
何でもいいから、とにかく「次の実験」を早いサイクルで見せないとダメだ、と強く感じました。
今の機能や方向性が適切かどうかよりも、行動している結果を見せることが大前提。
それを見せないと「口ばっかやんけ」となって今応援してくれている人達も離れていってしまう。
日記
「今日の1冊(仮)」について開発的に必要なこと、画面設計などをしていた。
このあと少しずつ作業を進める。
まずは表示部分とか、段階的にリリースしていく。
宣伝
本屋向けのこういうのも開発しました。ご興味ある方をお待ちしています。
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