僕らが本屋の未来を変えるまで

お客さんと本屋さんが繋がる"本屋3.0"を実現するまでの記録

出版業界のよそからやってきた新人だから出来ること

f:id:kanno_kanno:20171122154340p:plain:w700

↑本屋専用のクラウドファンディングリトルスタッフをリリースしました↑
(まだ有料課金とかの機能はなく、これからもどんどん開発していきます)

今日は開発の現場と出版業界を少し絡ませた話です。

負債について

少しだけプログラマの現場の話をします。
開発の現場では良く「負債」という言葉が飛び交います。
「負債が溜まっている」とか「負債を取り除いていかないとね」とか。

ここでいう負債とは、ざっくり言うと「スケジュールなどを理由に、プログラムのメンテナンス性を落とすこと」です。

例えばメンテナンス性とか高負荷とか拡張性を考慮してしっかり作ると1ヶ月かかるとします。
でも来週にはリリースしたいと言われている。
だからメンテナンス性が悪いコードで書いたり、テストに手を抜いたり、資料を残さなかったり。
色々と「その瞬間では削れるもの」をとことん削って、目先のリリース等を優先すると負債が発生します。

これが100%悪いとは限らず、変化の早いビジネス(特にIT)では仕方ない側面もあります。
ビジネスとしては結果を出すことが最優先ですし。
問題は負債を生むことよりも、その後に負債を取り除く期間を設けないことです。

とはいえ1つリリースしたら次のリリースが控えているわけで、現実的には難しかったりします。
そして負債が膨れ上がって、いつしか「え、こんな簡単そうな開発にそんな時間かかるの?」みたいなことが生まれます。

そんな大事なことなのに何故後回しにされるかというと、「負債を減らす」ことが直接的には利益を生まないからです。
長期的に見れば負債が溜まるとバグを生みやすくしたり、開発速度を落としたり確実にサービスの成長に影響します。

が、それを体感として分かっているのは実際に手を動かしたことのある開発者だけです。
そこに理解がない人が上に立つと、どうしても負債を減らすことは開発者の自己満足に見えてしまいます。

負債を取り除くには

開発現場において、負債を取り除くのに一番有効なのは「新しく来た人が挑戦する」ことだと僕は思っています。

なぜなら長くその現場にいた人は、現状に慣れてしまうから。
いくら非効率、非生産だとしても慣れた環境を変えるのはストレスです。これはもう人間共通の心理です。

つまり変えようとする人は「慣れていない」人が適任です。だから新しく来た人が丁度いい。
新しく来た人はむしろ、その現場の「理にかなっていない」状況に合わせる方が自分にとっての変化でありストレスです。
なので変えるモチベーションも強く持ちやすい。
負債に自分を合わせるより、負債を減らす方がやる気になれる、というわけです。

プログラマは転職や人の入れ替えが頻繁に起きる業種ですが、これは負債を減らすという点では良い傾向なのでは、と思います。

出版業界に置き換えると

話を出版業界に移します。
出版業界も恐らく、「負債」がたくさん溜まっています。

それは良く言われる再販制や委託販売とか大きいルールに限らず、受発注にFAXがまだまだメインなこと、受発注システムのデザインや使い勝手がイマイチなこと。
電子書籍に対応した本が少ないことなど、色々あります。
システムに限ったことじゃなくても普通の業務フローでもきっと色々あるでしょう。

僕はこの1年で色々な出版業界の人に会えたので、例えば「電子書籍に対応しない」のも理由があるのは分かってきました。
ただやはり、いち読者の立場からすると完全に納得いくものではありません。

それは恐らく、僕がまだ「出版業界の常識、共通認識」に「慣れていない」からだと思います。

よそものだから出来ること

僕は 今はまだ 自分のバランスが丁度いいと思っています。
本は好きだけど全然詳しくない。出版業界のことはまだ1年で軽くしか関わっていない。

深入りしていない分、「それ、おかしくない?」が見える立場です。

出版業界の人達が持つ先人の知恵は貴重です。
それと同時に業界の素人だから感じること、動ける勢いも重要です。

先人は知恵で、素人は行動力で。その2つが上手に重なり合って、出版業界は変わり始めるのだと信じています。
だからもっと、「業界のことは良く知らないけど、おかしいと思うから自分で行動するよ」って人が増えると楽しいですね。

業界のことは良く知らないけど一言ある人は!

今回のような話が出るかもしれない(出ないかもしれない)無料飲み会を開きます!
赤坂近辺、もしくはお時間合う人はぜひ一緒に本屋について語りましょう。
本屋かリトルスタッフに興味があれば、書店員じゃなくても大丈夫です。

この記事を公開する時点では、空きは残り1名です。最後の枠!
追記: 埋まりました!ありがとうございます!
【参加無料】12/1(金) リトルスタッフを肴に本屋について語る会 #1

日記

正直に言いましょう。今日はダメです。

宣伝

こっちも、ご興味ある方をお待ちしています。
トークイベントで質疑応答に使うための匿名チャットサービスを作りました - 僕らが本屋の未来を変えるまで

このブログの更新情報は以下でも確認出来ます。