僕らが本屋の未来を変えるまで

リトルスタッフ開発や日々の取り組みについての記録

人が本を読むようになる3つのパターン

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↑本屋専用のクラウドファンディングリトルスタッフをリリースしました↑
(まだ有料課金とかの機能はなく、これからもどんどん開発していきます)

昨日の記事で「よく言われる"本屋の良さ"は集客には全く効果がない(意訳)」と書きました。
「本屋に足を運んでもらいたい」という意見を見るたびに感じること - 僕らが本屋の未来を変えるまで

それに対して@gucchi_penguinさんがツイートされていまして。

一部だけ切り取ると誤解を生むかもしれないので、一応補足の部分も抜き出しておきます。

それで、このツイートを見た時に自分のことを思い出したので、今日はそのことについて。

人が本を読むようになる3つのパターン

「出版業界を変えるぞ」とアイデアをひねっている中で、「どうやったら読書人口は増えるのだろうか」と考えたことがあります。
その時に分類した自分なりのパターン集です。
(たぶんこのブログではまだ書いていない...はず。まあ既に書いてあっても良いよね)

パターンA: 育った環境に本がある

典型的なのが「家族の誰かが読書家で、家にいつも本があった」パターン。
その人が楽しそうにいつも本を読んでいたので、自分も気になって読み始めた、とか。
することがない時に、いつも家には本があったので読んで暇つぶしをしていた、とか。

パターンB: 友人や自分が一目置いている人に勧めてもらう

読書家の友人とか恋人とかが「面白いから読んでみなよ」と勧めてきて読み始めるパターン。
自分はそこまで興味がないんだけど、まあ相手が勧めるなら読んでみるか、ぐらいの軽い気持ち。
異性とか相手との距離を縮めたい人ならば、読書そのものよりも「相手に近づく」ことが動機になります。

上記gucchiさんが取り組んでいるのがこのパターン。
かくいう僕も、友人から勧められて読み始めたのでこのパターン。

少し違うけど同じパターンで良くあるのが、「著名人が勧める」パターンです。
芸能人のファンや、ビジネス書オタクにありがち。

テレビとかメディアで取り上げられたのを見て読み始めるのもこのパターンですね。

パターンC: 必要に迫られて読み続けて読書への抵抗が減る

これは主に社会人。
業種にもよりますが、社会人になると必要に迫られて本を読むことが増えます。
専門書とか、知識や教養を付けるために。

最初は嫌々読むんだけど、「仕事(もしくはその他必要性)のため」という強い動機があるので何とか読み進める。
何度も読み進めるうちに少しずつ抵抗がなくなっていく。

余談ですが学校の「読書感想文」はこれに近い強制力があるけど、効果は全然違う。
社会人は嫌々読んだ先に成長とか必要なアウトプットへ昇華されますが、小中学生にはそれがない。ただの苦痛でしかない。

他のパターン

以前誰かにこの話をした時に「他にもあるでしょ」と言われた気がするんですが、申し訳ないことに指摘内容を忘れました。
てへ。

パターンBにフォーカス

自分が体験しているからというのもありますが、僕はこの中でパターンBに注目しています。
今でも芸能人や著名人がお勧めするという路線のサービスはいくつかあります。
他にも関係性の薄い不特定多数に向けたお勧めなら読書系SNSがいくつもあります。

でも僕が注目しているのはもっと身近な人がお勧めするケースです。
いわゆるクローズドSNSで、知り合いだけが繋がれるサービスになるはず。

昨日の記事にも繋がりますが不特定多数に「本屋行こうぜ」って促すより、各々が身近な1人を本屋に連れていったり読書への抵抗を減らす方が効果的だと思っています。

良い着眼点な気はしつつ、サービスとして具体案が浮かばずお蔵入りになっています。

こんな具体案はどうだ、という人は!

そんな考えを持った僕が作っているリトルスタッフ、説明会という名の無料飲み会を開きます!
赤坂近辺、もしくはお時間合う人はぜひ一緒に本屋について語りましょう。
本屋かリトルスタッフに興味があれば、書店員じゃなくても大丈夫です。

この記事を公開する時点では、空きは残り2名です。
【参加無料】12/1(金) リトルスタッフを肴に本屋について語る会 #1

日記

営業用の資料を作成するとなると、考えをちゃんと言語化する必要がある。
今は自分の中でイメージが膨らみすぎて、でもサービスの実情はまだ0に近くて、言語化が難しい。

当初はシンプルに「好きな本屋に投げ銭が出来る」だったのに、色々あって画像が絡んだりEC的なことを考えたり継続課金だったりと膨らんできて、散らかってきている。

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こっちも、ご興味ある方をお待ちしています。
トークイベントで質疑応答に使うための匿名チャットサービスを作りました - 僕らが本屋の未来を変えるまで

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