僕らが本屋の未来を変えるまで

リトルスタッフ開発や日々の取り組みについての記録

リリースが近づくにつれて見えてきた課題

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本屋3.0を実現するプラットフォーム | LittleStaff
↑↑ 11/24リリース予定です ↑↑

リリースまで残り6日。

今日は2店舗、本屋さんに行ってきました。
そのうち1店舗は参加登録してくれる本屋さんで、サービスについて色々とアイデア出しをさせて頂きました。

リリースが近づくにつれて、本屋登録や画像投稿が実際に始まったり、店主さんと話したり、リリース後の営業を考えたりしていると、初期の課題が見えてきました。
もともと想定していたものでもありますが、想定より大きい壁のようです。

画像投稿を習慣化するハードル

LittleStaffの画像投稿はシンプルです。画像を撮って投稿するだけ。タグもテキストもありません。
それは投稿を集めるために書店員さんの手間を極力なくし、店主じゃなくても「誰でも出来る」レベルの操作感を目指したからです。

ただその弊害として、機能が少ないゆえにTwitterやインスタグラムではなくLittleStaffを使う理由は何か?という問題が発生します。

僕自身はLittleStaffという一つの場に、色々な本屋さんの色々な棚が並ぶことが魅力だと考えています。
Twitterやインスタグラムではどうしてもノイズも入るし、あくまで1店舗ごとに限られた世界です。
(ノイズ = 本に関係ない投稿が混じったり、本屋に関係ない他のフォロワーの投稿など)

とはいえ「色々な本屋さんの棚が並んでいて楽しい」というのは既にLittleStaffに場が出来上がっている段階の話です。
リリース直後の数人〜数十人しか見ていないような状況で投稿するぐらいなら、すでに閲覧者が多い他のSNSを使うというのは、本屋さんからすると自然な判断です。
閲覧者を集めるには投稿が必要だけど、投稿を集めるには閲覧者が必要。
ニワトリとたまごです。

その採算を無視して「場を作るために投稿してくれる」本屋さんもいますが、サービスとしてはそこに甘えずちゃんと戦略を練る必要があります。

1つあるのは、LittleStaff投稿時にTwitterにも投稿できること。
いらないと思って後回しにしていたんですが、上記の理由から、最初はTwitterと平行運用出来るように必要かなと感じています。

継続課金のハードル

店主さんと話していて、やはり継続課金は本屋側のハードルが高そうという仮説が濃厚になってきました。
お金をもらうことへの心理的抵抗もありますが、何より「金額に見合うリターンが思いつかない」状態です。

僕はこれはアイデアとかではなく、単純に「慣れ」の問題だと思っています。

そんな「慣れ」を作るためにも単発課金(購入)を用意した方がいいかも、という気がしています。
ユーザー的にも単発購入から始める方が気楽なのは間違いない。

当初は「単発課金では継続的な経営の助けにならない」「シンプルに進める」という理由から単発課金は無しにしていました。
ただ上記の理由もあって、まずは「慣れ」を作るために単発課金が必要かもしれない。

感想

継続課金というビジネスモデルのハードルはユーザー側にあると思っていた。
でも、今は本当にハードルがあるのは本屋側だと思っている。

成功させることが「難しい」ということが分かって、結構安心した。
簡単なことなら既に誰かが挑戦して結果を出しているはずなので。
難しかったり、面倒だったりするところに可能性が残っている。

日記

PCで見た時は、一覧画像から拡大表示出来るようにした。

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あと最近の画面変更で、実は本屋ページへの導線が分かりにくくなっている。
これは修正するかもしれないが、今は検証のためにもこのままリリースしようと思っている。

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http://little-staff.hatenablog.com/entry/2017/10/16/184104

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