僕らが本屋の未来を変えるまで

リトルスタッフ開発や日々の取り組みについての記録

「支援」「ファンクラブ」という単語を考え直す

本屋専用ファンクラブ | LittleStaff

今日はアポで1日中、知人と話をしていました。
LittleStaffの話ばかりではないけど、半分ぐらいはLittleStaffの話をしていた気がする。

会話の中で色々とアドバイスを頂いたので、忘れないうちに特に重要なところをメモしておきます。

「ファンクラブ」というキャッチコピーが微妙

本屋さんの視点に立った時に、「僕(私)にはファンなんてそんな...」と抵抗感を与えてしまう。
ファンとは本来アーティストやタレント性を持った人に付くものだ。
実際に魅力があるかどうかは問題ではなく、書店員さんはそういうメンタリティでやっているわけではない、ということが問題。
個人ではなく、あくまで本屋にファンが付くというのが僕の意図なのだけど、ファンクラブを開く側(本屋)の心理からしたら確かに抵抗ありそうだなと思った。
気恥ずかしさがある。

「支援」という言葉が微妙

「支援」という言葉には寄付感が漂っている。
「お金が足りないんで助けてください」というニュアンスを含んでいる。

これもユーザー側ではなく、むしろ本屋が嫌がりそうということだった。
申し訳無さやプライドを理由に、本屋側が「支援なんて受けたくない」と思ってしまう可能性がある。

本屋が画像を投稿してくれない問題

様々な理由から、画像投稿が根付かない可能性がある。

  • 投稿忘れ
    • インスタ投稿でさえ、後回しになって忘れてしまうことが多い(本屋さん談)
  • LittleStaffに投稿する意味あるの?
    • すでにインスタや他のSNSで画像投稿を行っている場合、機能的にも情報量的にも少ないLittleStaffを使う直接的な理由がない
      • 将来的にはLittleStaffに情報が集まることで色々できると思うけど、現段階ではその具体案を示せていない
  • 痒い所に手が届かない
    • LittleStaffは画像投稿のみでテキスト情報を一切付けられないのだけど、やはりそれが不便になる可能性
    • 他にもファンとのやり取りがメールしかないこと
      • 配送しようにも一手間必要になるとか
    • 単体購入はない(継続課金のみ)

このあたりは以前の記事でも関連することを書いてきたけど、やはり解決不可避だ。
例: LittleStaffに本屋が集まることの有効活用を考える(未解決) - 僕らが本屋の未来を変えるまで

参加してくれる本屋が増えない問題

LittleStaffを使うことで収入もしくは集客に繋がるという実績がないと、なかなか本屋さんは参加してくれない。
ただ実績を出すには本屋さんに参加して頂く必要がある。ニワトリとたまご。

企業だとVCでもなんでも資金を調達して、最初は赤字覚悟で参加者を集めるのが常套手段。
LittleStaffでもしやるなら、例えば「参加してくれた本屋にはxxヶ月、月25万(仮)を保証」する。そのお金はLittleStaffが出す。
代わりに本屋には画像投稿やリターンの運営を普通にやって頂く。
つまり「保証金を用意することで手間やコストに見合わなかった」という失敗をなくし、初期に参加してくれる本屋を集める。

感想

僕自身が感じていた不安な箇所への指摘については、全面的にアドバイスを受け入れる。
指摘されても自分に確信があれば突き通す価値はあるが、自分が微妙だと思っているところを周りにも指摘されたのなら、それはもう直すしかない。

考えることに集中したいけど、そのために今はまず開発を一区切りしないといけない。
不器用なので集中する対象は常にひとつ。

追記

記事を書いて公開しようとしたときに、非常に貴重なご意見を頂いたので貼っておきます。

画像投稿を「店主の日記」と表現するの、いいわあ。

日記

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(このキャプチャはPCで撮影)

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http://little-staff.hatenablog.com/entry/2017/10/16/184104

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