書店の有料会員プラットフォームLittleStaffの売上計画
LittleStaffの売上が目指すところは2つあります。
1つは僕個人の生活費を稼ぐことで、もう1つは本屋さんの収入の柱になることです。
そのためには具体的に最低限いくら必要なのでしょうか。
僕個人の生活費
もちろんお金は稼げるだけ稼ぎたいですが、まずは生活する上での最低金額を考えます。
ざっくり30万は必要です。税金と家賃だけで20万弱かかります。税金がほんとデカイ。
システムの維持費をそこまで考慮していないので、もしかしたらもう少し必要になるかもしれません。
ですがとりあえず30万を目標金額とします。
本屋さんの収入源
個人や数人で経営している小さな本屋さんを対象として、結論からいうと利益35万を最低目標金額にしています。
これは本の売上を参考にしています。
本の売上が1日6万円だとしましょう。
1000円の本が1日60冊売れて6万円です。これが30日続くと180万円です。
本の粗利は契約によって若干異なりますが、ここでは22%で固定します。
そうすると180万の22%で、本の利益は396000円です。
これを参考にLittleStaffだけでも35万の利益が欲しいと考えています。
イメージしづらいかもしれませんが、個人書店で1日60冊も売れるって結構良い方だと思います。
8時間営業している本屋さんの場合、1時間に7~8人が1000円の本を買ってくれるということです。
この金額は以下の書籍に載っている本屋Titleの事業計画書も参考値としています。
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売上計画
上記の売上目標から逆算した会員数の目標はこうです。
まず1店舗あたり会員数100人を初期の目標値とします。
これを満たすことを目指しながら125店舗に導入します。
- 月額500円 x 会員100人 x 125店舗 = LittleStaff全体の売上625万
- 625万 x LittleStaff手数料5% = LittleStaffの利益が約31万
サービスの収入だけなら、1店舗あたりの目標金額(会員数)を下げても導入店舗を増やせば達成します。
しかしそれでは「本屋が本を売る以外の収入源を手に入れる」というサービスの目的を達成できません。
会員数100人を達成するために
店舗自体のブランドによりますが、100人ならMVP(必要最小限の機能)のまま達成できるのではと思っています。
サービスが売れるには「サービスの認知度」と「ユーザーが使う理由」が必要ですが、この段階では前者の認知度が課題です。
いかに知ってもらうか、サービスに共感してもらえるかがポイントになってきます。
SNSでのマーケティングや店舗にフライヤーを置くなどの戦略が必要です。
【追記】
1か月1800冊しか売り上げがない(=お金を払ってくれる人が最大で1800人しかいない)小規模店舗に100人もファンが付くってものすごく楽観的では…?
— ishizuka yohsuke (@iszk) October 4, 2017
確かに多い。1800人中だったら18人(1%)ぐらいが現実的なところで、90人(5%)いったらすごい方か...?
会員数750人を達成するために
750人になると本屋さんの利益が35万弱なので、最低目標金額にほぼ達します。
この人数を会員にするには認知度のクリアは前提で、「ユーザーが使う理由」が大事になります。
「本屋には行くけど投げ銭するほどの愛はない」人たちでもLittleStaffを使う理由。それを作る必要があります。
それは単純に何かしらの機能追加かもしれません。既存機能(画像投稿)のまま運用でカバーできるものかもしれません。
ここをどうするかは具体的にまだ決めていません。
可能性はたくさんありますが、どれが有効なのかはMVPを運営しつつ判断するのがいいと思っています。
期間の想定
3ヶ月くらいで100人を達成できたら順調な気がします。
2018年内に750人を達成したらすごいハッピー。
日記
最初は店員さん だけ が画像を投稿するモデルで考えていたけど、ちょっと思うところがあって、最初からユーザーも投稿可能にした方がいいかもしれないと思い始めている。
ただ、この問題の最大の懸念はインフラコストと売上のバランス。画像(というか容量が大きいデータ)はお金がかかる。どうしようかな。
進捗です。
今は適当にTwitterの情報を固定で書いていますが、実際は本屋さんのアイコンや説明文が入ります。
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